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序章

 ・・・でも、それはきっと、ぼくじゃない。


 ぼくにはちがいないんだろうけど、


 「このぼく」じゃあないんだよ、きっと。


 だってね・・・。


 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆


 いまは、西暦何年ですか・・・?


 えっ、


 3024年ですって??


 そうですか。


 あれから、まるまる、1000年もの時が経過していたんですね。


 地球の様子はいかがですか?


 皆さん、元気で暮らしていますか?


 まぁ、


 あなたたちが、いまこのとき、「どんな形態」の人生なのかは、


 ぼくにはもう、まったく想像もつかないんですけれどね。


 そんな皆さんに、このぼくから、


 ちょっとした「思い出話」をしてさしあげましょう。


 ・・・『昔の地球』


 それに、


 『昔の人間』の様子なんかも含めて・・・ね。


 ・・・これはきっと、


 皆さんにとっては、『謎と矛盾の物語』。


 最後の最後まで、謎が謎を呼び、


 矛盾がまた、さらなる矛盾を産みだす・・・


 そんなお話なのです。


 その独特の『浮遊感』『読後の気持ちの悪さ』


 といったものも、どうぞ存分に味わってみてください♪


 m(_ _)m

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