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無能の魅せるBad end  作者: NikaRays
1/1

無能と幹部たち

 「俺たちは、ずっと仲間だ!」

   数年前、まだ子供の時、野原で誓った言葉は

    今も、俺の胸を【締め付ける】

 「~~~~~です、これからよろしく」

 「~~~~~だよ!よろしく~」

 「~~~~だ、よろしく」

   途中、仲間として、4人ほどが加わった

     道は一緒

    そう思っていた   

「アルア・キューピッドですぅ♡よろしくねぇ♡」

「先輩、ちょっと」


    「邪魔、消えて」


そこからはひどかった

裏切り

裏切り

        「無能が、」


もう、仲間ではない

Bad end を見せてあげよう

大丈夫だよ、無能なんでしょう?

有能な皆さんには程遠い、無能なんでしょう?

だったら、そんな奴が見せるものなんて、なんてことないんじゃないの?

、、、、、もう取り返せないよ

裏切ったあなたたちが悪いんだ

仲間だと、、思っていたのに

踏みにじったのはそっちだった


    ーー無能の魅せるBad end  開幕ーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ふぅ、、、やっと終わった、、、」

俺の名前はリエズ・フェンフォート

リズアナ国の書記長と侵入部隊長を務めている

「えっと、これで終わったから嘆願書出てた村の視察だな」

バコォォン‼‼‼

ドアが大破されたと同時に、男二人が入ってくる

「よぉ無能、仕事終わったかー、終わってるよなぁ!!」

バキッ

ドゴッ

ゴッ

「っは、、終わって、、、いま、、す」

「まぁまぁ、、いいかな」

「じゃーなー無能、仕事しか能がないんだから」

バタンッ

入ってきた男二人が去っていく

「無能、、、ねぇ、、、、」

いったい何をどうしたら書記長が無能になるのやら、、、なんて思いながら傷を治す

「よし、このまま任務つくか、、、」

今回の任務はシェージム帝国への侵入

第一皇女付きの執事として侵入することとなっている

シェージムは、だいぶ狂気的な国で、神を祀っている信者の多い国

あまり詳しいことはわかっておらず、今回、戦争前の情報収集を目的とした潜入だ

そのまま殺されることは、、、、無いと願おう

窓を開けてそこから出る

俺には正門を使う権利がないんだ

(えーっと、嘆願書出てたのはテレンフィア地区だったよな)

水害の被害がひどかった地区だ

嘆願書の内容は

水害の被害で稲が育たず、税金分の作物が育たない

一度、観に来てほしい

とのことだった

走って行けば5分ほどで着く

今の時間帯は5時過ぎ

朝も早い時間だが、この時間帯にはもう地区長など起きている時間帯だ

テレンフィア地区の地区長は若い女の人

早くに夫を亡くしてから、地区の人からの想いもあって、地区長になったとのこと

地区長会議で少し喋ったこともある人だ

「あ、おはようございます!書記長様!」

「おはよう、水害がひどいってことだったんだけど、、、、確かにこれはひどいね

収穫量って今どのくらいなのかな?」

「はい、ちゃんと納税できていたころは、納税分を引いても1カ月は安心して暮らせる量が収穫できていました、ですが最近は、納税分を合わせても向こう一週間暮らせるかどうか、、、」

一カ月暮らすのには大体15㎏~20㎏ほどが必要という試算がでているが、だいたい1㎡の農地に対して収穫可能な量は1㎏

つまり、現在の収穫量は1カ月で⒑㎏ほどということになる

納税分は換算して約5㎏

ここの地区で食べれる量は5㎏ということになる

街の様子も見ても、水害の被害を受けたところが、直せていない個所もある

「そうだね、、、、じゃあしばらくの間は免税ってことでいいかな?

それといまもう直しちゃうか、被害箇所」

「いいんですか?だいぶありますけど、、、」

「いいよ、別に。仕事だし」

「ありがとうございます!」

地区長の、ナナ・ルディアがそう言ったのを合図に、修復を始める

〈この地区の回復を望むは、聖霊王より加護を受けし者

この地区の安全を望むは、守護神より加護を受けし者

この地の修復を望むは、時の神より加護を受けし者

神々の名を借りてこの地の安全を保障する〉

魔語を唱え終えると、あたりはすでに修復が完了していた

「ごめんねルディアさん、俺のできることはここまでなんだ

自然をいじることはできないの、これでもいいかな?」

「いえ!全然大丈夫でございます!

むしろ今までついていなかった加護までつけてくださるとは、、、」

「はは、せめてね、このくらいはしないとさ

おっと、そろそろ時間だ、行かないと」

「ありがとうございました!

たまには仕事抜きで遊びにいらしてください、子供たちも楽しみに待っていますよ」

そう言ったルディアを背に、任務へと就く

ここからシェージムへは走って20分ほど

今回、シェージム帝国での主は第一皇女のレディア・シェージムとのこと

(あまり得意じゃないお嬢様系の人だったらいやだなぁ、、、)

そう、希望をもって、任務地である「シェージム帝国」へと足を進める


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