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第8章 強襲

ゲリラ本部イグニカ。本部内ではけたたましくサイレンが鳴り響いていた。


「いよいよ来たね」セツナが緊張した面持ちでいった。

「ま、だいたいの国境の要塞都市は潰されてしもたしな、そりゃ本丸攻めてくるわな」


サルトビはいつも通り飄々としている。


「あんたは緊張感なさすぎなのよ、まったく」カエデが文句をたれている。

「私に何かできる事はありませんか?」ガーネット姫が言う。

「姫様は地下にあるシェルターに隠れてて。シンラ、姫様の護衛頼めるかい?」

「承知した」シンラはガーネット姫を連れシェルターに向かった。

「さて、これでこっちも準備万端だ。いっちょ暴れるとしますかね」


セツナは2丁拳銃を手に持つ。とそこへ見張りの隊員が駆け込んできた。だいぶあせっている

ようである。


「どうしたんや?そんなにあわてて」サルトビが問いかける

「はあ・・・はあ・・・それが」見張り兵はつばを飲み込む。

「ニンゲンヘイキの大群の先頭に・・・タチカゼ頭領が!!!」

「なんやて!?」

「まさかタチカゼみずから来るなんて・・・過去にけりつけようって訳かしらね」

カエデは顔をしかめた。

「・・・みんな、タチカゼの事はあたしにまかせてくれないかな」セツナがいう

「ちょっと待てや、タチカゼはアホほど強くなってるんやろ!?一人でなんてむちゃや!!」

「頼むよ・・・」セツナは頭を下げた。それを見たカエデは一息ため息をつくと

「・・・わかったわ。ただし無茶はしない事、やばくなったらすぐ逃げなさい!」

「ありがとう」セツナは表情を変えずに言った。

「・・・ほならいこか、お客様をお出迎えに。接待接待!」


サルトビは手に持った槍をくるっと一回転させて言った。


#####################################


押し寄せて来る無数のニンゲンヘイキ。ゲリラ軍は何とか瀬戸際で基地への侵入を防いでいた。


「ははは、流石にただのニンゲンヘイキでは要塞は落ちないか。そろそろ僕が動くべきかな?」


タチカゼがゆっくりと動き出そうとした瞬間だった。銃声が鳴り響き、一発がタチカゼの顔を

かすめた。かすめた傷はすぐ再生され治った。


「ふふ、お客様か」タチカゼが目の前でおこなわれてる乱戦にを目やる。

乱戦の中から銃弾が飛び交い目の前のニンゲンヘイキが倒れていく。


「ターチーカーゼエエエエエエエエエ!!!」


セツナがタチカゼの目の前に立った。


「よぉ、セツナ!久しぶりだな」


タチカゼは旧友に軽く手を挙げた。



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