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日出づる国、異世界に転移す  作者: ワイアード
第5章 ハルディーク皇国編
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第80話 近づく戦争

最近天気が良すぎて、昔の事を思い出す。するとなぜか視界がボヤけてしまう…あれ?目から何かが垂れてくる。

ーーイール王国 第五自衛隊駐屯地



駐屯地内にある総合研究室にて、複数の研究員と狭山、堀内がいた。研究員は2人から渡された『ルカの秘薬』を調べていた。



「いやぁ〜助かりましたよ狭山さん。丁度いいタイミングで来て下さって…なんかついでに取ってきてみたいで申し訳ないです。」


「いいって事よ…まぁ知らなかった様な素ぶりでクスリを受け取ったのは気が引けたな。多分向こうもアレ?って思ってただろうしよ。でもサンプルは多いに越したことはねぇだろ?」




あの運命の一夜の後で手に入れた『ルカの秘薬』と今回の件で手に入れた『ルカの秘薬』。厚生労働省からの指示で、少しでも多くのサンプルが必要との事であった。


理由として、堀内達が手に入れた『ルカの秘薬』を調べたところ、麻薬成分こそは見つかったのだが、その種類が多数存在していた為、効果がバラバラであったからである。そこで、より高い治療効果の確率を得る為にも多くのサンプルが必要となっていた。中には、地球には存在しない成分を含んだ、強い依存作用と幻覚作用を有したモノも発見された。



長い時間調べた結果、狭山達が持ってきた『ルカの秘薬』から新たに15種類の麻薬成分が発見された。これにより急ピッチで治療薬の開発が始まる事となった。また、異世界には日本の知り得ない特殊な治療効果のある魔法があると言う事だったので、ウンベカントにいる多種多様な種族の魔術師達の協力のもと始まった。



一方、狭山は再び王城へと戻り、王妃の薬物依存症治療を行う為に戻った。だが、狭山達の表情は明るくはなかった。これからギーマ国王に、先ほどの肺ジストマ症よりもずっと深刻な病を患っている事…そして、その原因を説明しに行かなければならないのだがら…。





ーーハルディーク皇国 皇城内 大ホール



皇城で一際目立つ巨大なドーム型の建物。その内部にある大広間には多勢の人が集まっていた。しかし、彼らの服装には何の統一感も無い。そして、全員が強面、物騒な武器などを装備していた。


そんな彼らをテラスから眺めるオリオンとレオ、そしてトニーがいた。



「ふむ、良くこれほどの数の傭兵、賞金稼ぎを集めたモノだな、トニーよ。」


「恐れ入ります皇帝陛下。…我が国と秘密裏に繋がっている複数の奴隷商会からの紹介もあって、約1000名程の兵を集めることが出来ました。」


「それにしてもすげぇな‼︎あぁ?トニーさんよぉ‼︎…『堕ちた聖騎士セドリック』、『腕斬りのロアン』、『ベルメドル兄弟』、『女盗賊ジジ』、『うろ底のバズゥ』…ハーハッ⁉︎良いねぇ‼︎」


「うるさいぞレオ…さて、ではあとは宜しくお願い致します。」



オリオンはゆっくりと進み、彼らの前に現れる。テラスの上から現れたこの国の皇帝に傭兵達からはどよめきが聞こえるが、直ぐにオリオンは話し始める。



「諸君‼︎……遠路遥々来てくれた事に感謝する。話しは紹介を聞いての通りだ…勿論それなりの報酬を与える。」



すると1人の傭兵が前に出て来た。



「なぁなぁ?オリオン…だっけか?こちとら他の仕事をキャンセルしてまで来てやったんだ。『それなりの報酬』?…そんなんじゃ足りねぇな。」



周りからはそうだそうだ!と野次が飛んで来るが、オリオンはとくに焦る事なく答える。



「話しは最後まで聞くものだ。……先ず前金として全員に大金貨100枚渡そう‼︎そして、我が国の依頼が達成された時には、さらに大金貨100枚だ!」



周りから2人からどよめきが聞こえる。大金貨計200枚は、日本円で換算すると約1億円である。安定しているとは言えない彼らからしてみれば、一生を遊んで暮らせる額であった。



「大金貨200だぞ⁉︎」


「うっひゃー‼︎」


「こりゃあやる気が出るぜ!」


「今までのは良くて銀貨20枚か金貨1枚位だもんな。」


「ゲヒヒヒヒ‼︎良いねぇ!」



オリオンは彼らの下品な笑い声に苛立ちを感じるが、話しを続ける。



「それだけでは無い……より高い功績を残した者には…ニホン国の自治権を譲ろうと考えている‼︎」


「「ッ⁉︎」」



一瞬場の空気が止まる。その次の瞬間、一気に雄叫びが響きわたる。それもそのはず、それは事実上国をあげると言っているようなものであるからである。



「……その歓声からして、不足は無いみたいだな。では早速、明日の明朝のクドゥム藩王国経由の商船に乗って移動だ!早ければ1ヶ月で作戦実行!クドゥム藩王国に到着しだい、商隊を装いウンベカントに潜入して暴れまくる‼︎」


「「ウォォォォーーーー‼︎‼︎」」



その夜、傭兵達は決起集会を開き、酒や食い物やらでドンチャン騒ぎで英気を養っていた。




ーーハルディーク皇国 ユートピア



多くの開発された武器兵器が外へ出て行った事により、多少の静けさを得た『ユートピア』であったが、相変わらずの蒸気音は響き渡る。


その空間の中にある開発室では複数の技術員と魔術師達が冷や汗をかきながら、台の上に置かれたガラクタを眺めていた。



「何だこれは?……コレは…本当にヒト族で作れる物なのか?」


「魔鉱石の類は一つもない…そもそも殆どが我々の知らない金属類で作られている。」


「人型を動かす…その難しさは痛いほど知っているつもりです…しかし、まさかこんな…実現してしまうとは…しかもこの質量で軽々と動いていたなど…信じられない。」



台の上に置かれたガラクタの正体は、イール王国での一件で破壊されたと思われた『AアサシンWウォーカー』であった。彼らはヨルチが持って来たソレを調べて再現するよう命令を受けていた。



「…な、なぁ…コレ…」


「分かってる……余り気がすすまないが…報告しよう。『再現不可能だ』とね。」



技術員達は悔しそうな表情で『AアサシンWウォーカー』の上から布を被せ、部屋を後にする。





ーーユートピア 作戦会議室



技術員達が断念し始めた頃、そんな事になっているとは知らずに、タウラス・ディエスとベネット・サジタリュウスともう1人が作戦会議をしていた。



「……っと、まぁ陸軍編成に関しましては、傭兵達が『ウンベカント』を占領してからでも遅くはないワケで、次に海軍編成について始めて行きたいわけですが…アクアス提督殿。何か御意見は?」



タウラスが視線を向けた先に、長い白髪と髭を生やした強面の老人がどっかりと椅子に座っていた。


彼の名はロード・アクアス。ハルディーク皇国海軍の提督である。多くの海戦で勝利を収めてきた彼は今回の戦争における要でもある。



「………此度の戦、どうも気が進まん。」


「…えっ?」



タウラスは驚いた。まさか歴戦の猛者からこの様な言葉が聞かれるとは思いもしなかったからである。



「アクアス提督…貴方様ともあろうお方が何を行っておられるのですか?」


「……長年の勘だ。」


「勘…ですか?」


「…妙に胸騒ぎがする。」



いつになく真剣な顔で話している彼に、『鉄血』と呼ばれる彼でも不安に感じた。しかし、ベネットだけが異様にテンションの高かった。



「ゲーッゲッゲッゲ‼︎アクアス提督様は何に怯えておられるのですかな⁉︎私にはぜーんぜん分かりませんなぁ〜〜?ゲヒッ!ゲーッゲッゲーッゲッゲッゲ‼︎」



不気味な顔で小馬鹿にながら話してきた。

それに対してアクアスは、特に気にも留めない様子で話を続ける。



「まぁ……私は軍人、皇帝陛下からの命令があれば戦うのみだ。…兎に角ニホン国までの距離があり過ぎる。そこで途中までの軍事拠点として1番有力な場所が……『イール王国』。」



アクアスは広げてある地図のイール王国を指差して答える。



「まぁそうなりますな。ではイール王国へ進軍し、クドゥム藩王国に潜入した傭兵達と同時進行を?しかし、ヨルチの話ではあそこにはニホン軍の基地があります。」


「しかしその基地はまだ未完成…そう大した兵力は居ないだろう。取り敢えず我が『バルザック艦隊』とその輸送艦部隊に君達2人の兵を乗せてイール王国へ向かおう。決行は明日…出発だ。」



2人は頷くとその場を部屋を出て行く。1人部屋に残ったアクアスはオリオンから提案された計画を思い出す。



(結局は私もタウラス殿も協力してしまったか……出来れば協力したくは無かったが。協力を拒んだ将軍は皆んな捕らえられてしまってはなぁ…兎に角、早く戦争を終わらせて何時もの日常に戻そう。……)



アクアスはそう自分に言い聞かせると席を立ち、部屋を後にしようとする。先ほどの胸騒ぎを思い出し、立ち止まる。



(そうなる事を祈ろう……ピスケス将軍もそうであろう?)






ーー数日後 アルフヘイム神聖国 『黒の森』



昼間にもかかわらず、明かりをつけなければ進むことが難しい森…『黒の森』。この森に迷い込んでしまえば最後、2度と生きて出るのは不可能とも言われているため、現地のエルフ族達も滅多なことでなければ近付いたりしない。


そんな不気味な森を進むハイエルフ族の小隊がいた。彼らはカンテラの明かりを頼りに少しずつ前に進んでいく。そんな彼らのなかに、外務副大臣の淡島とダークエルフ族のルナ、メト、ジウもいた。


淡島は亜人族国家の王達が来日に来た際、ホテルにいたウェンドゥイルの元へ訪れていた。


ウンベカントでの出来事やルナやメト、ジウ達のこと…そして、ダークエルフ族と友好的な関係を結ぶ為に、ウェンドゥイルの力を借りたい事を伝え、今に至っている。



4人は緊張した面持ちで馬に乗って進んでいた。



「…る、ルナさん…本当にこの道で間違い無いのですか?」


「むッ!…信用無いなぁ。ここは私達ダークエルフ族にとっては庭も同然だ。」


「でも……心なしか皆さん、冷や汗をかいてますが?」


「そ、それは…そのぉ。」



ルナ達は不安だった。色々な事があったと言っても、任務に失敗したことは事実…集落に辿り着いても、族長やみんなが受け入れてくれるかどうか分からなかったからである。


そんな不安を胸に進んでいくと、一行はとある開けた場所に辿り着く。とは言っても辺りが濃い霧と暗闇に覆われている事に変わりはなかった。するとー



「何者かッ⁉︎」



突然誰かの声が暗闇に包まれた森の奥から聞こえて来た。エルフ族の小隊達は一斉に淡島達を守るよう囲み矢を構える。



「ここは我らの土地‼︎…ハイエルフ族が何の用で参った⁉︎ウェンドゥイルはこの森を我らダークエルフ族の土地と認めてまだ200年ッ!…もうその条約を破るというのか⁉︎」



するとルナが押しのけるように前に出て、話しかける。



「落ち着いて!私たちは争いに来たわけじゃないの‼︎」


「そんな事信じられ………ッ⁉︎貴女様は…ルナ戦士長⁉︎」



すると奥から複数名の黒いフードを羽織った者達が四方八方から現れた。どうやら淡島達は囲まれていたらしい。



「…や、やはりルナ戦士長でしたか!おぉ!メト!ジウ!お前達もか!」


「ど、どうも。」


「久しいな!カザード」



ルナ達は彼らと抱擁しながら互いの再開を喜び合っていた。



「しかし…何故ルナ戦士長達がここに?確かヴァルキア大帝国からの依頼に…それに、あのハイエルフ族とヒト族……何者なのですか?」


「カザード…彼らは敵ではないわ。族長様と話があって来たの。」


「は、話を?…わ、分かりました。ですが、連れて行けるのはあのヒト族だけです!ハイエルフ族は…申し訳ありませんが、御案内する事はかないません。」


「……えぇ分かったわ。御免なさい、皆さん。」



ルナ達は申し訳無さそうな顔でハイエルフ族達へ顔を向けるが、彼らは特に嫌な顔をする事は無かった。



「いえいえ!お気になさらずに!」


「我らの任務はアワシマ殿と貴女様達を無事にダークエルフ族の集落まで送り届ける事……任務は完了ですが…お帰りはどうなさいますか?」



メトがその質問に答える。



「だ、大丈夫です!私達が責任持って送り届けますので!」



こうして淡島は黒い森を抜けて、ダークエルフ族の集落へと向かって行った。




ーー黒い森 最深部 ダークエルフ族集落



先程まで暗がりしかなかった森の中とは思えないほど、沢山の星空と月の明かりに照らされた土地に彼らの集落があった。


大樹の中をくり抜いて造られたその名の通り『ツリーハウス』の家にダークエルフ族らは暮らしている。アルフヘイム神聖国程ではないが、多くの人々で賑わっていた。そんな場所へやって来たヒト族…周りからの注目度はかなりのものであった。



「(ここまで見られるとは……なんかこそばゆいなぁ。)」



普段外の世界へ出る事など殆どないダークエルフ族は、自分達以外の種族を見たという者は多くはない。その為、大人から子どもまで物珍しいそうな目で淡島を見ていた。


暫く進むと一際大きな大樹が見えて来た。その出入り口と思われる所に兵がいるところを見ると、どうやらアレが族長が住まう大樹である事が分かる。





ーーダークエルフ族集落 『巨樹キスカヌ



族長がいる巨樹キスカヌへと入ると、早速大きく開けた広場の様な場所に到着する。中央の大きな焚火の更に奥に、胡座をかいて座る1人の老人がいた。老人は何やらブツブツと呟きながら、手に持っている木ノ実や小動物の骨、小石などのガラクタをジャラジャラと振るとそれを床に撒けた。しばらくそれらを眺めているとゆっくりと此方へ視線を向ける。


ルナ達は直ぐに跪き、淡島もそれを見て跪くと、族長は口を開き始めた。



「遠路遥々よくぞ参られた。異種族がこの黒い森の奥地までを訪れに来るのは143年と25日振りだな……紹介が遅れた、私はダークエルフ族族長のウルカヒアと申す。」


「私は日本国外務副大臣の淡島と申します。今回、お忙しい中、突然の訪問…申し訳ありません。実はー」


「ルナ達の件と…我々との協力関係を築く為に来たのであろう?」



ウルカヒア族長はどういうわけか淡島がここへ訪れて来た理由を知っていた。恐らくは先ほどの占いの様な類で探ったのかなんなのか…取り敢えずは追求しない事にした。



「よ、よくご存知で…」


「何もおかしなコトではない…さて、ルナ達の件に関しては、礼を言わせてくれ…ありがとう。まさかハルディーク皇国からの妨害に合うとは思わなんだ。まぁヴァルキア大帝国との信頼関係は崩れてしまったが、それはどうでも良いコトだ。」


「どうでも良いとは?」


「…我らダークエルフ族は、知っての通り、隠密捜査、暗殺、情報収集に長けた種族だ。我らは時折やって来る、様々な国の使者からの依頼を受けてきた。ヴァルキア大帝国もその内の一国に過ぎないということ…我らは信頼で動くことはない…報酬…つまり金払いの良い方に着くだけのこと。」



何事においても綺麗事など無し。ただ報酬が多い方へ着くだけの事…彼らダークエルフ族が生まれながらの傭兵の素質を持った種族であることを改めて身に染みた。



「なるほど…では我らとの協力関係も?」


「うむ…貴国の報酬次第だ…っと言いたいところだが、ニホンについて、少し興味が湧いてきた。ルナよ、ニホン国について…色々と聞かせてはくれぬか?」


「は、ハイ!族長様!」



ルナ達はウンベカントでの自身が体験した事を族長に話した。街の風景、建物、助けてくれた人、働いていた店の事など…。



「そうかそうか……益々ニホンに興味が湧いて来た。我らダークエルフ族は長い年月の間、様々な国や種族から、卑しい種族と迫害を受けて来た。だが、ルナ達の話を聞く限りでは、そのような事は一度も無い。嘘偽りを申している様にも思えぬ……。」


「我が国としても、今は多くの国や種族と協力関係を結びたい所存です。」



族長は少し考えた後、ある提案を淡島へ伝えた。



「貴国との繋がりが我が種族の発展に繋がるか……できる事であれば、我らも貴国と協力関係を結びたい。だが先ほども伝えた通り、我らは報酬によって動く…それなりのモノを用意して頂きたい。」


「では直ぐにでも本国と連絡を取ってー」


「いや…報酬は我らが決めよう。」



ルナ達や周りのダークエルフ族達は驚いた表情をしていた。普通であれば、その国からの報酬によって決めるのだが、族長が具体的な報酬を要求する事は一度も無かったからである。恐らくはそれほどまでにニホン国に何か可能性を感じたのであろう。



「は、はい。ですが…一体どの様な?」


「…この黒い森は昼間は日がほとんど当たらない為に農作物や木ノ実が常に不足している。いくら報酬を得てもそれは結局、この集落のその日暮らしに費やすがやっと…しかし、その生活もいつまで続くか…。」


「つ、つまり…食糧でしょうか?」



族長は首を横に振る。そして、族長が望む報酬を口に出す。



「我らが望むは……『新天地』…『新たなる故郷』…つまり『土地』を譲って頂きたい。」






ーー翌日 中ノ鳥半島基地 第1指令センター



この部屋はいつにもなく慌ただしくなっていた。多くのオペレーター達が、情報処理と整理をしていた。中央の大型モニターには、イール王国周辺とマグネイド大陸の一部が映し出され、多くの赤く点滅したマークが南へと少しずつ進んでいた。



「戦略人工衛星『くになが』より、マグネイド大陸はハルディーク皇国の写真を受信。多数の軍艦及び飛行物体が確認されます。」


「高感度処理システムによる分析から、その数は500隻、飛行物体は150機!多数の砲門も確認出来ます!国旗からハルディーク皇国であることも確認!」


「進路は南南西へ直進…恐らくはイール王国へ向かっている可能性があります。」



この司令センターに居た酒井陸将は、突然のハルディーク皇国の軍事行動とも取れる行動に焦っていた。急いでイール王国の第五駐屯地へと連絡するよう伝える。しかし、もし軍事衝突が起きようものなから、明らかに此方は準備不足。敵の攻撃能力や武器兵器の性能もわからない以上最悪の場合、多くの犠牲者を出してしまうことになってしまう。



「急いで官邸へ連絡しろ!命令によっては直ぐに支援隊を送れるようなるべく早く準備出来るよう、海自の蒲田かまた海将へ連絡!」



戦争の脅威は思っていたよりも早く、そして直ぐそこまで近づいこうとしていた。


次回からいよいよ列強国との衝突が始まります‼︎



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