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日出づる国、異世界に転移す  作者: ワイアード
第1章 接触編その1
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第3話 調査活動

なんか厨二っぽいですが、SFチックな兵器の登場です。こんなのありえねぇよ(笑)と思うのも当然ですが、どうかご了承ください。



 ――日本国外 西側 850㎞地点上空


  どこまでも続く青い海原。ウミネコと思われる鳥が群れをなして飛んでいる。その群れを狙って、海から現れた全長10mはあるであろう海亀と鰐を合体した様な生き物が首を伸ばしてウミネコを捕食しようとしていた。


 カシャッ カシャッ


 その光景を海上自衛隊のP-3C哨戒機の中から撮影していた鎌田二等海士。



「ふぅ、おっかねぇな」



 2週間前、広瀬総理大臣より日本は食料・エネルギー資源に関して現在危機的状況にある事、そして、この状況を乗り越えるために自衛隊による調査活動を日本国外まで拡大することを会見にて発表された。


  しかし、国外調査に出てから2週間経って分かったことは、朝鮮半島及びユーラシア大陸が無くなっていたこと。


  彼らに与えられた任務は陸地を見つけ出すことである。勿論、先程のような未知の生物を発見した時は空撮しそれを本部に届けるのも任務である。



「はぁ、今日も空撮して終わりか」


「シャキッとしろ鎌田2士。任務の最中だぞ!」



 溜息をつき少し愚痴った鎌田を叱ったのはこのP-3C哨戒機の指揮官、成川2等海尉である。



「も、申し訳ありませんでした!」


「まったく……内海、そっちはどうだ?何か見つかったか?」


「いえ、何もありません。どこを見ても海ばかりです」


「そうか」


「そういえば、この世界の海産物はどうなんですかね? 海水の成分は地球のとまったく同じらしいですが」


「ああ、なんでも海洋生物の調査をしていた隊の話だと、見たことのない様な魚介類が沢山見つかったらしい。まぁ地球にいる魚と似たのも結構いたらしいがな」


「それって食えるんですか?」


「食べる分には全然問題ないらしい。栄養面もクリアしている。だが、見た目がそのぉ」



 内海はそれ以上は聞かなかった。いや、聞きたくなかった、聞いたらダメだと思った。


 その後も引き続き調査をするが、結局陸地を見つけることなくこの日の任務がおわりを迎えようとしていた時だった。



「成川2尉。レーダーに反応あり。南西約250㎞。かなり大きな飛行物体と思われます。速度は約150㎞」


「総員警戒態勢。レーダーや外に目を光らせろ」



 突然の出来事に少し戸惑うもすぐに落ち着きを取り戻し訓練通りに事を進めていく。そして、南西に向けP-3C哨戒機の1000m上空で待機していた無人偵察機『八咫烏』をレーダーの反応があった方向へ飛ばす。


 無人偵察機『八咫烏』。日米が合同で開発した無人偵察機で、米国のRQ-4グローバルホークを半分以下に小型化。巡航速度950㎞。バルカン砲、対戦車ミサイル、空対空ミサイルを装備している。日本は航空法により無人偵察機などの開発は殆ど出来ていない状態だったが、転移前の憲法改正と共に改正された。


 八咫烏を飛ばし、カメラを通し目標地点が確認できる地点までいった時に全員が驚愕した。モニターに映ったのはー



「……陸地だ」



 誰がボソッと呟いた。八咫烏をとおして映り出されてたのは森や草原、幾つもの山が連なっている陸地が映り出されていた。



「な、成川2尉、陸地です! 日本から南西約1200㎞地点に陸地が確認できます!」



「う、うむ……ではレーダーが捉えた飛行物体はどうだ?! 確認できたか?」


 陸地を見つけた事に歓喜していたが、すぐにレーダーが捉えた飛行物体の事を思い出す。八咫烏を操縦し、目標地点に向かうとそこに映り出されたモノに再び乗組員は驚愕する。



「ド、ドラゴン?」


「「え?」」


実際の現場ではどういった感じで命令を出しているのかわかりません(泣)。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 優秀な士長か三曹ならまだしも、通常教育隊から配属されて数ヵ月の二士が哨戒とはいえ何があるかわからない危険性未知数の任務に就きますかね? [一言] 記載はされてなかったですけど、転移後…
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