第1話 日本の異変
初めての投稿となります。某漫画を見て、面白いと思い作りました。なお、ミリタリー系に関しては全くのど素人なので温かい目で見て頂ければ幸いです。SF要素も含まれる兵器も登場します。
2045年 日本国首都 東京の某所。
「あのさぁ、この国が向かってるのは希望のある未来か? それとも破滅しかない未来か? お前はどう思うよ?」
「それは進んでみなければわかりません。ただ、間違えればこの国は滅びる。それは確かです」
数ヶ月前。
2045年 4月
その日、日本は突然地震に襲われた。
震度はおよそ2〜3程度と比較的小さく、地震大国の日本なら特に気にする程でもない揺れである。しかし、今日は違った。
地震が起こった直後に突然、日本を覆い尽くすほどの爆弾低気圧が現れ、全国で暴風雨を巻き起こしていた。が、直ぐに収まった。
一体全体どうなっているのかわからない気象庁の職員達。
「なにがどうなってるんだ……」
「観測機やモニターに異常は見られませんし、異常気象? で片付けれませんよねぇ」
ざわつく気象庁だったが、そこからは特に異常は見られず落ち着いた雰囲気が出てきた。
「ま、まぁ色々とあったが取り敢えず収まったな。とにかくこれから上に報告してくるよ。松田、観測衛星にも異常は無いか?」
「……ました……」
「えっ? なに?」
「観測衛星からの通信が……突然途絶えました」
「へっ?」
この時、日本はとんでもない事になっていた。
グアム島
太平洋に展開するアメリカ軍グアム基地の司令官デニス・シュミットは、いつものように自室でデスクワークをしていた。ふと時計を見ると既に午後11時を過ぎていてた。
「ん? もうこんな時間か。後は、書類を整理して終わりにするかな」
デニス司令官が書類を片付けようとした時に、ノックもせず息をゼェーゼェー吐きながら通信兵が報告しに入ってきた。
「デ、デニス司令官! 緊急事態です! 突然、全ての在日米軍基地との通信が途絶えました!」
デニス司令官は突然の衝撃的な報告に驚きながらも冷静に答えた。
「ま、待て待て、落ち着きなさい。いきなり全ての在日米軍基地との連絡が途絶えるなどあり得んぞ? 通信機の故障ではないのか?」
「故障ではありません! ハワイ州・韓国・フィリピンの基地からも在日米軍基地との通信が突然途絶えたとの報告があります!」
デニス司令官は中国によるサイバーテロ攻撃かと思ったが、いくらサイバーテロ対策が先進国の中で遅れているといっても。ここまでの通信障害を起こされるほど日本のサイバー対策は緩くない事はわかっていた。では一体何故?
「とにかく引き続き在日米軍基地及び駐日アメリカ大使館と連絡を取り続けろ! 在韓米軍基地にも連絡し、日本に起きている状況を調べさせるんだ!」
デニス司令官は不安で溢れた気持ちで、本国の国防総省へ連絡をするのだった。
「一体何が起きていると言うのだ……」
できるだけ早め投稿していきたいと思います。
なお、意見などがありましたらお願いします。
文章力と想像力が酷いのが辛いです…。