レムリア・聖国連軍兵器百科事典その2
まだ未登場のモノもあります。
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レムリア帝国及び聖国連軍
軍事百科 その2
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ノスウーラ級殲滅型大戦艦
全長…750m
機関…8式魔導出力型エリクシル機関
半永久超魔導増幅型抽出ル・ノーア機関
浮力…3式飛行アイエール機関×3基
速度…30ノット
兵装…
両舷艦首:鑑対艦魔導ミサイル×4門
艦底首部:魔導転送砲×1門
第1艦上前部甲板:49㎝四連装砲塔×1基
第2艦上前部甲板:45㎝三連装砲塔×2基
両舷甲板:15㎝二連装砲塔×4基
:28㎜対空機関砲×20基
第1艦上後部甲板:45㎝3連装砲塔×2基
艦底中央部:15㎝単装砲×10基
艦底後部:15㎝単装砲×8基
艦載機:戦闘機エストレーラー×5機
:資源調査艇ガイレン×3機
:小型機動強襲艇アーヴァ×3機
レムリアが誇る最強の戦艦。
切り札である魔導転送砲の最大射程距離200㎞とほぼ全ての敵に対し完全なるアウトレンジを仕掛ける事が可能。無論、その他兵装も驚異である。
一番艦は西方外界侵攻軍最高指揮官ラドリッジ・ドゥ・バミールの座乗艦『バミラーゼII世』
その増産型であるノスウーラ級は兵装こそ一番艦の半分ほどであるが、魔導転送砲の火力は一番艦も同等である。
バミラーゼII世と増産型10隻からなる特務艦隊『エバ・エスガーラ』。それによる『殲滅の陣』隊形の魔導転送砲一斉掃射は全てを薙ぎ払う。
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小型機動強襲艇アーヴァ
全長…8.9m
機関…6式空停機動型魔導圧縮エリクシル機関
浮力…3式飛行アイエール機関
速度…280㎞
兵員…2名
兵装…15㎜機関砲×2基
…対地魔導ロケット砲×4基
レムリアの小型強襲艇で機動力に優れている。
空戦には弱いが対地には滅法強く、航空軍ではなく陸軍に配備されている事が多い。
地球でいう戦闘ヘリの役割。
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ヴァルンゴルスト級重装甲型大戦艦
全長…660m
機関…8式魔導出力型エリクシル機関
浮力…3式飛行アイエール機関
速度…25ノット
兵装…
艦上前部甲板:固定型48㎝連装砲塔×2基
艦首部:空雷発射管×4門
両舷側部:固定型20㎝単装砲塔×10基
:28㎜対空機関砲×4基
艦上後部甲板:固定型48㎝連装砲塔×2基
艦底部:固定型30㎝連装砲塔×2基
:13㎜2連装機銃×10基
レムリアが持つ戦艦の中でも最高レベルの装甲を誇る重装甲戦艦。鈍重で機動性も低いが、それらを補う防御力を誇る。
ヴァルンゴルストの全面装甲板に組み込まれている特殊魔導システムを発動展開させる事で、周囲5㎞以内にある艦艇が持つ搭載型魔導障壁の耐久性を大幅に上昇させる事が出来る。
通称『魔障鉄壁の陣』
将校クラスでも英雄級のみが座乗する事が許された軍艦艇である。
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高速機動戦闘機 |聖鋭騎士団《クルセイダーズ》
全長…18.3m
機関…4式魔導超圧縮型シュネル機関
9式飛行ガロモシオ高速推力機関
速度…マッハ2.0(最高2.2)
兵員…1名
兵装…
機首:13㎜機銃×2基
主翼根本:13㎜機銃×2基
主翼下部:空対空魔導ミサイル×4基
レムリアの最新鋭戦闘機。その速度は音速2.0を超え、レムリアの飛空艇の中で最速を誇る。非常に優秀な性能ゆえに量産体制は中々安定せず、現存13機までしか存在しない。
選りすぐりの戦闘機乗りの養成は既に終えており、同格かそれ以上の実力を持つ相手を想定した訓練を日々行っている。
レムリアの切り札が一つであるこの戦闘機とその乗り手達は、西方外界侵攻軍第1機動大艦隊に所属するピルカ・ロ・オルテス中将指揮下であり、前衛空母打撃艦隊旗艦ゲイル級航空母艦『オルタナ』に搭乗・搭載されている。
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停滞式汎用衛雲デルシアン
全長…50m
機関…3式飛行アイエール機関
兵員…6人
速度…なし
兵装…
特殊隠蔽兵装
レムリアに於ける魔波レーダーの高性能化や魔導ミサイルの弾道補助を主に担う役割を持つ非武装型の停滞式浮遊要塞。
その形状は地球では言う謎の円盤…空飛ぶ未確認飛行物体に酷似している。
魔力を感知して自動追尾を行う空雷や魚雷と違い、魔導ミサイルは最高高度1万フィートにて停滞しているリンドガルムからの補助が必要となる。
以前までは観測弾による具体的な目標までの距離と観測弾に組み込まれた誘導システムによって魔導ミサイルの弾道は決められていたが、リンダガルムによってその必要性はなくなりよりスムーズに目標を捕捉、攻撃する事が可能となった。
しかし、肝心のリンドガルム自身に火力防衛能力を持ち合わせていない為、万が一見つかった場合は撃ち落とされるしか無い。
故にリンドガルムには特殊隠蔽兵装なる特殊兵装を有している。
通称『雲霧の陣』
これは霧と雲を組み合わせたモノを発生させて全体に纏わせる機能で一見すればただの雲にしか見えない。また、これに組み込まれた霧の成分には古代龍の魔力が加工されている。
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空雷管(6式など)
全長…5m〜
機能…魔波感知式追尾機能
主にレムリアの軍用飛空艇に装備されている。
空雷とは文字通り空中で使う雷撃管。
海中で使用する魚雷管と構造はほぼ同じ。
要は空で使うか海中で使うかの違い。
以前、常任理事国にも雷管兵器を提供すべきではと考えていたが、それを悪用する可能性を懸念していた上層部はこの案を却下。噴進弾止まりとなった。
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破壊型重戦車ハヴァリーⅢ世
(地球モデルはⅢ号戦車N型)
全長:8.5m
全幅:4.2m
全高:3.1m
重量:45t
懸架方式:ドゥ・ジカ方式
(地球基準でトーションバー方式)
速度:42㎞
行動距離:170㎞
主砲:48口径4.2㎝砲塔
副砲:8㎜機銃×2基
機関:ガブナック型14気筒魔導機関
ガレアン高圧縮魔導機関
乗員:4名
破壊力と防御力に重点を置いた主力戦車の一つ。
平地や市街地などで多く活躍している。その為、前線部隊からは非常に高い信頼がある。
次世代型として試作型の40t級の重戦車ハヴァリーⅣ世が最近造られたが、魔力燃費が非常に悪く重量が重量であるなど、様々な問題が浮上した為にハヴァリーⅣ世は地下庫にて大切に保管されている。
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強襲型軽戦車シエルーヴァⅤ世
(地球モデルはオチキスH35)
全長:5.1m
全幅:2.2m
全高:1.98m
重量:9.1t
懸架方式:アンバラク方式
(地球基準でシザー式)
速度:50㎞
行動距離:200㎞
主砲:22口径35㎜砲塔
副砲:8㎜機銃×2基
機関:ガブナック型8気筒魔導機関
ガレアン魔導高圧縮機関
乗員3名
レムリア・聖国連陸軍の機動型主力戦車であり、最も多く造られている戦車である。
攻撃力・防御力ではハヴァリーⅢ世に劣るものの、高い機動性を武器に各装甲師団からは高い信頼を得ており愛用されている。
近年、その生産量が何故か急激に低下しており軍部の関係者らや前線で戦う兵士達から多くの苦情の言が出ている。上は経費削減とこれ以上の量産は意味無さないなど最もらしい言い分でこれらの苦言を収めている。
だが、高い官職についている軍部の者は知っている。これはアレを造る為の削減なのだと。
空の怪物が『ノスウーラ』と『アレ』ならば、陸の怪物は間違いなく『アレ』だろう。
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7.5㎝ギレン・ツェ野砲
(地球モデルは7.5cm FK 16 nA)
口径:75㎜
全長:2.7m
重量:1.5t
射程距離:12㎞
通称『ギレン男爵』。または『戦浄男爵』とも呼ばれている。『浄』とは文字通り敵地を浄化するという意味合いが込められている。
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偵察機クストルフォ
(地球モデルはFw189)
全長:8m
全幅:13m
全高:2.8m
最高速度:750㎞
上昇限度:8000m
航続距離:780㎞
武装:8㎜機銃×2基
対潜爆雷
優秀な索敵能力を持ち、また対ヴァルキア戦へ向けた対潜戦闘や索敵能力もある。一部軍部からは魔波レーダーが発達すれば偵察機など不要と言う傍若無人な暴案がでたが、優秀な軍幹部と皇帝になる就く前のルデグネスがそれを棄却。逆に偵察機の更なる向上化をルデグネスは指示を出した。
何故か違法ギリギリのラインで貴族院や元老院からの陰湿な妨害もあって中々開発が進まずにいた。無論、その両院にこれと言った狙いなどない。ただの嫌がらせでしかなかった。
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魔導反映写術『天空千里』
ククルカル魔導空流学、クロンデル魔導物理学、エピカーテ気象魔力分析学など、様々な魔導学術式を用いて展開される遠方の地理造形を把握する為の儀式型魔術である。
これを用いれば例え裏側であろうともその地形を把握することが出来る。しかし、この魔術を実施する為には曇天の空で湿度や雲量、風力など様々な条件が完璧に揃っている状況が求められる。
その為、これがうまく発動できれば吉という運要素も求められる不確定な魔術である。
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ラドゥ・ラ級潜航艦
全長:45m
全幅:4m
高さ:8.2m
乗員:25人
排水量:290〜330t
速度:12ノット
推進器:ピスカート魔電機関
航続距離:最大2300㎞
潜航深度:250〜300m
兵装:魚雷発射管×4門
探知方式:魔音探知ソナー
魔震感知ソナー
レムリア・聖国連の哀れなる潜海軍の主力潜航艦で最も多く建造されている。しかし、その数は50隻と広大な支配面積を持つレムリアとしてはかなり少ない。これはレムリアが海軍をさほど重要視していない事に原因がある。
魚雷は捕捉対象の魔力に反応して追尾する点では空雷や魔導ミサイルと大きな差はない。捕捉方法が魔音・魔震かただの魔力かの違いである。射程は精々8㎞ほど。
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ディヴィアタン級潜航艦
全長:105m
全幅:11m
吃水:7m
乗員:45人
排水量:4000〜5100t
速度:20ノット
推進器:ピスカート魔電機関
:半永久魔導出力増幅モビディーク機関
航続距離:150日間連続潜航可能
潜航深度:300〜400m
兵装:500㎜魚雷発射管×4門
350㎜魚雷発射管×2門
対艦魔導ミサイル×4基(浮上時)
探知方式:魔音探知ソナー
魔震感知ソナー
探知防御機能:魔音遮断防壁
レムリア・聖国連潜海軍の最新型潜航艦。
動力機関に賢王石からの魔力を供給転送可能な半永久魔導出力増幅を設置する事で、より長期間の潜航を可能とした。
ラドゥ・ラ級との違いの一つが浮上時の武装があるという点。対艦魔導ミサイルセルが設置されており、射出が可能となっており、敵地への強襲作戦などでの活躍が期待されている。
もう一つが探知防御機能である最新機、魔音遮断防壁が艦艇全体に張り巡らせているという点である。ヴァルキアの潜航艦がこちらの発する音を探知させない為のもので既にその有用性は証明済みとなっている。
高い破壊力と隠密性を持つ潜航艦。
もっともこの潜海艇はルデグネスがあらゆるルートを使いやっとの思いで建造させたものである。
そもそも潜航艦の力を振るう相手はヴァルキアのみと仮定しており、他にあるとすれば深海を遊泳する海獣のみ。それも性能や兵装などあらゆる面に置いて既にヴァルキアの潜海艇を上回っており、海獣も現性能で十分に対応可能。
サヘナンティス帝国以下の国家は潜航艦すら有していない為事もレムリア海軍が重要視されていない原因でもある。海上の軍艦または軍船は航空軍の軍用飛空艇で対応十分であり、潜航艦による海中からの攻撃など防ぎようがない。
レムリア・聖国連潜海軍の兵員は勿論、予算も少ない。配属される者は大半が二等臣民で純レムリア人である一等臣民でも変人しかいないと言われている。
「何日も海の中で暮らす事が多いのだから変人しかいないのも仕方がない。」
某御前会議で、とある軍将校がこのような事を嘲笑気味に口に出した際、ルデグネスはこう答えた。
「その変人達のおかげで漁師達は安心して海へ出る事ができる。そして、我らの食卓に新鮮な魚介類が運ぶ事が出来る。」
奇しくもその御前会議に出された食事は魚介類のものばかり。軍将校は気まずそうに目を伏せてしまい、ルデグネスは優雅に食事を続けた。
朗報:ナス復活
悲報:調子乗って南瓜を開始するも直ぐに死にかける。