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七ー7



「男に突き飛ばされたという女性の部屋に、血痕がありましたので採取しておきました」

「あ、それは多分本人の怪我で出たもので、犯人のではないと思われますが……」

「いえ……結果は男性と出ているので、犯人のものでしょう」

「そ、そうなんですね??」


月歌は自分で見た昨日の状況からはおかしな点に混乱しつつ、愛人が自分で床の掃除をしたり、別の場所に犯人の血痕があったのを見落としたのだろう。と無理やり自分を納得させた。



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