前へ目次 15/15 七ー7 「男に突き飛ばされたという女性の部屋に、血痕がありましたので採取しておきました」 「あ、それは多分本人の怪我で出たもので、犯人のではないと思われますが……」 「いえ……結果は男性と出ているので、犯人のものでしょう」 「そ、そうなんですね??」 月歌は自分で見た昨日の状況からはおかしな点に混乱しつつ、愛人が自分で床の掃除をしたり、別の場所に犯人の血痕があったのを見落としたのだろう。と無理やり自分を納得させた。