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八話  「人もいねぇ!本もねぇ!お金もねぇ!」

神様との会話の後、戻ってきた俺は今後の目標を定めることにした。

まず魔法の習得だ。これは魔法学校があるとのことだったのでそこに入学するまでが当面の目標だろう。

ただ、この目標あまりに遠すぎる。

まずお金が貴族が通うんであればそれなりの入学金や授業料がかかるんだろうし、宿泊費や食費などにも必要だろう。

それにお金を持っていてもいきなり入学させてくれと言ったってまず入れてくれるはずがない。それなりの実績やまたはコネクションが必要になるだろう。

最後に入学試験を突破しなければならない。ある程度の魔法知識や常識は必要だろう。


この3つだが今いる村でクリアできそうなものは一つもない。

どうみても詰んでます。本当に(ry

人も少ないし裕福な人とかいないし本とか見たことないよ。

ぶっちゃけ現段階でできることと言えば魔法の修行くらいだよ。

しかも、知識とかなんもないから効率悪いったらありゃしない。

最近だとやっと桶に入った水をぐるぐる回すことができるくらいになったぐらい。空気中の水集めるのは全く出来ない。ほんとにできるんだろうかこれ。

しかし、やらないとどうにもならない。努力は裏切らないってどっかの人が言ってた。頑張ろう。





3歳になった。

さすがにもう喋っても大丈夫だろうと思ってもう普通に喋ってる。

やっぱ会話ができると情報が一気に増えるね。まずこの村だけどブロン村というらしい。だいたい人口は150人くらい?正確な人数は数えてないみたい。

ここから馬車で2日くらいのところに大きめの街があるとのこと。

その街なら異世界よろしく冒険者ギルドがあるんだって。やはり金策は冒険者ですかね。まぁこのままじゃ剣も使えないし魔法も使えないので登録しても死ぬだけですが。

うちの村には貴族様や魔法が使える冒険者はいないらしい。いても魔法を教えてくれるはずないって言ってたけど。まぁこんな村に貴族はいないよね、ド田舎だし。


最近見せてなかったのでステータス行きます。ドン


人族: 男性 

ハルトムート (3歳)

Lv1 村人

HP 64/64

MP 653/654

STR・・・3

VIT・・・3

INT・・・6

DEX・・・2

AGI・・・3

LUC・・・10


スキル:鑑定Ⅴ 魔力操作Ⅰ


ついに魔法関係のスキルを覚えることが出来た。

このスキルのおかげかゆっくりだけど水を空気中から集めたり、水の形を自由に変えられたりできるようになったよ。あとはそよ風くらいなら起こせるようになった。ここまで来るのに3年かかったよ。魔法使いへの道は険しい。

鑑定のスキルだけどあれからほとんど使ってない。使うときは自分のステータス確認するくらいだし、MPを使い切ることがなくなったからステータスにほとんど変動はないからね。あとはなぜか物に使った時は名称と材質しか出ない。

鑑定してるものがしょぼいのかもしれないな。特殊効果とかあるものとかだったらちゃんと表記されるのかもしれないけど、この村にそんなものはないので確認できない。

とりあえず魔力操作を攻撃に利用できるくらいまでがんばるぞい。



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