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十九話 「パーティ参加?」

いつもお読みいただきありがとうございます。

本日一話目です。


 おはようございます。

 本日よりパーティを組むということで昨日買ったばかりの防具を装備し、集合時間の一時間前からスタンバイしております、ハルトムートです。

 ユリアさんにずいぶん早く来たのねと微笑まれながら話しかけられる。

 そりゃあ遅刻するわけにはいきませんから!こういうのは第一印象が大事ですからね!


 そういえば聞こう聞こうと思っていつも忘れていた魔法学校についてのことをユリアさん聞いてみる。


「ユリアさん、魔法学校の入学金と授業料ってどれくらいするんですか」

「魔法学校?そうね、確か入学金が金貨10枚で授業料が毎年2枚ずつだったかしら」


 きんかじゅうまい。100万かよ。ええと12歳から20歳まで9年間通うことになるから授業料は合計で金貨18枚の180万。入学金と授業料合わせて280万……。

 いけるのかこれ?いや授業料は今集めなくてもいいから最低120万用意して、学校に通いながら稼げばいいのか。


「ハルトくん、魔法学校に通ってみたいの?」

「そうなんです。冒険者登録をしたのも魔法学校に通うための資金集めのためですから。最近はここで生きるために必死でちょっと忘れてましたけど」

「入学金だけで金貨10枚だからだいぶ遠い道のりね。それに試験もパスしないといけないし」


 やっぱ試験とかあるのかー。実技ならそこそこ自信あるけど筆記とかはどんな問題が出てくるか全く予想できない。独学だからね仕方ないね。


「じゃあ、金貨10枚貯めるためにこれから前以上に活躍しないとね。っと来たわね」


 むっ、ついにパーティメンバーの方が来たようだ。


「おはようございます、ユリアさん」

「おはよう、ユリアさん」

「おはようございます、クロエさんとイレーヌさん」

「例の紹介してくれるって人もう来てるの?」

「ええ、こちらの子がそうです、ほらハルト君」

「初めまして、ハルトムートです。ハルトって呼んでください」

「えっ、この子?私、魔術師って聞いたと思ったんだけど」

「ええと、まだ未熟ですが一応魔法使えます」

「嘘でしょう?どうみてもまだ8歳くらいにしか見えないわ……」


 だ、誰が8歳じゃ!確かに身長は低いけどさ!


「イレーヌちゃん、ユリアさんが紹介してくれる子だからきっと大丈夫だよ」

「ええ、ハルト君は私が自信を持って紹介できる子よ。なんせGランクからFランクに上がるまで10日とかからなかった子ですもの」


 えっ10日で!?私たちでも一月近くかかったのに……。と小さく呟く女性とその横でポワッとした笑顔で立っている女性を改めて見てみる。


 イレーヌと呼ばれた女性はワインのように濃い赤髪と瞳をしていて、いかにもこちらの世界の美少女といった顔立ちをしている。逆にクロエさんと呼ばれる女性は黒髪黒目に(たぶん)猫耳がついているなんとなく日本人を思い出すような風貌だ。二人とも長い髪の毛が似合っていてとってもキュート。


「それにあなたたちが希望してたパーティメンバーの条件としてはぴったりでしょう?」

「確かにそうですけど!」

「あの、今日は試しに一日だけ一緒に行動して問題ないようでしたらそのままパーティを組んで、ダメだったら他の人を探して貰うという形でどうでしょうか。あと僕は10歳です」


 ここで話すより実際見てもらった方が早いよね、と思って進言してみる。

しかしパーティメンバーの条件ってなんだろうか。やっぱあれかな女の子二人組だからそっちの面で害がなさそうな人とかかな。


「そうね……。じゃ、試しにゴブリンの討伐依頼を受けましょう。さすがにゴブリンを1対1で倒せないようじゃ足手まといよ」

「わかりました」


 なにげに初めての実戦だ。足手まといにならないように頑張るぞい。








ブックマークと評価ありがとうございます。

今朝帰ってきてみたら一気に増えていて驚きました。

いったい何があったんだ・・・。

2回目の投稿は14時を予定しております。

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