物語の始まり
Third
1話 物語の始まり
俺の名前は『秋葉 将矢』ついこないだ高校を卒業したばかりの18歳の少年だ。
石川県の金沢市にすんでいる。
俺は高校時代は「剣道部」に所属していて部長もやっていた。
これからその剣道部の奴らの2年半の物語を聞いて欲しい、正直アニメ化出来るかと思ったくらい面白い出来事ばかりだ!
それでは長くなったが話していこう…
(この物語はどっちかと言うとフィクションです)
俺の名前は知ってると思うが『秋葉 将矢』
さっき冒頭で話してた奴の3年前の姿だ、歳は15歳。
そして今日は待ちに待った高校の入学式!
俺が通うことになった高校は「石川県立楯山高等学校」というまぁ、そこそこ偏差値が高い学校だ。
正直、合格出来たのが奇跡である(汗)
そして、入学式も無事終えクラスに向かった残念ながらクラスには知り合いは一人もいなかった、それどころか俺の高校には同じ中学だった奴は殆どいないのだ…
それはさておき、俺は部活を決めに行った。
中学の頃は、「剣道部」に所属していたが、友達が剣道をやっていたからなんとなく始めてみた感じだった。
めちゃくちゃ剣道が好きなわけでもないし、嫌いでもなかった。
俺はあまり感じてなかったが周りから見たら俺は中学から始めたのにもかかわらず結構、強かったらしい。成績もそこそこであった。
特に高校でも入る部活が無いのでとりあえず剣道部の部室に行ってみることにした。
「おじゃましまーす。」
そう軽く挨拶をして部室のドアを開けた。
部室には大柄なオールバックの男と俺と同じくらいの身長の少年がいた。制服の組章を見てみると同じ1年生だった。
「あ?なんだお前、剣道部の奴か?」
大柄の男にそう言われ睨まれた
「す、すいませんッ!トイレと間違えましたぁ!」
そう言ってドアを閉めた。
(ここ本当に剣道部かよ…怖えぇぇぇ)
しかし、もう一度、勇気を出してドアを開けた。
「ここは、トイレじゃねーぞ」
さっきの男がそう俺に言ってきた。
「あの…お前達も剣道部に入るのか?」
俺は恐る恐る言葉を口に出した
「それがよぉ、部員が0人らしいんだまぁ最低3人はいるわな…」
最低3人だという理由は剣道の大会に団体で出場するには最低3人は必要なのである。
3人… もし大柄の男と横の少年が入るとしたらあと1人… それって、もしかして…!
「お前が入れば3人なんだがな」
威圧されるようにそう言われた
「そう言えば、自己紹介がまだだったな、俺の名前は『沖田 大地』そしてこの静かなやつが双子の兄の『大樹』だ。
今まで福井県の学校にいたから石川の剣道事情は分からんぞ。まぁよろしくな。」
小さい方が兄なのか、意外だなぁ…
それにしても、似ても似つかない双子だ
「よろしく、君の名前は?」
初めて小柄な方の『大樹』が喋った。
「あ、俺は『秋葉 将矢』 秋葉って名前だがヲタクではないぞっ!剣道は中学1年からやっているんだ、よろしくです!」
「で、剣道部入るのか?」
あ…そのことを完全に忘れてた…
どうしよう、この様子だと断ればまぁ大変な事になりそうだな、仕方ない…元々入部するつもりで来たんだ入るしかないか。
「ああ、俺も入るよ。」
「よし、決まりだな大樹、お前ももちろん入部するだろ?」
「もち。」
ええっ!沖田(大樹)君の喋り方が予想外なんですけど
「なぁ、秋葉そいやお前中学から始めたらしいけど成績はどうだったんだ?」
沖田(大地)がそう俺に問いかけた
「あっ、ええと…初めての入賞は中1の冬の大会で市内で個人2位、中3の最後の大会が県内で個人2位だったかな…」
「なっ…!?お前バケモンか?!」
大地が驚いてそう言った。
「すげぇな…」
大樹も少し驚いたように言った
まぁ、中学から剣道を始めて県内2位とかまずありえない。小説の中だから言えることです。
「で、沖田ブラザーズの腕前は?」
「勝負して試してみっか?」
大地がニヤけながらそう俺に言ってきた。
「ああ、やろうぜ」
若干ビビっていたが勝負をすることにした。
「大樹、お前審判しろ」
「りょ。」
大地は分かりやすい性格だが本当に大樹はよく分からない性格だ…
「さぁ、やるべ!」
試合の準備も整い、開始線につき竹刀を構えた
「始めっ!」
審判の大樹の合図と共に蹲踞の状態から立ち上がり勝負が始まった。
たぶん続く…
1話 物語の始まり end
読んで下さった方ありがとうごさいまひた!
次回、第2話❮勝負❯です!たぶん←
よかったら次回も見てください!
作/ユウキ@チーム羊飼い
Twitter @yuki1226akiba