彼奴今なにしてんだよ…《Chapter1-2》
闇の王が居なくなり二年後…
僕の名前はイチル=トキワ。
気軽にいっちーって呼んでよ。
僕は一応アルスターレインの王のヒトリ、闇の王である。
なんかこう王の仕事に疲れちゃったんだよね。
まあ、仕事なんてなんにもしてなかったけど。
あ、嘘っぽいって?どうだろうね??
とりあえず、目の前の光景を説明しようかな?
ゴースト、いる。
襲われてる人、いる。
魔法、使われてる。
ん?ゴーストっていたっけか??
て言うか、魔法使うとかそれほど頭の良い…まあ、頭良くなくても魔法は使えるか!
助けた方がいいのかな…?
あ、こっちきた。
「助けてください旅のお方」
「え、いいけどこの辺の村か街があれば教えてね」
「それくらいなんてことありません。あのアンノウンから逃れられるならば」
アンノウン…?
見たことないネームレスってことでそう呼んでるのかな?
まあいいか。
「相手はゴーストみたいな奴。魔法を使う。物理は効かない。ならこっちも魔法か。それなら…」
『悠久の時を生きる精霊よ、私に力を貸したもう。森林の力思いしれ!ウッドウィップ!』
バシバシ
「フオオオン」
ボフン
「ボフンって消えるのか。なんかこう気が抜ける消え方だったな」
「ありがとうございます。助かりました」
「いえ、ちなみになんですけど倒したアレなんだったんですか?」
「少し前に空間の裂け目から現れたアンノウンという魔物です。どこからきたのか、何故襲ってくるのかもわからない、なのでアンノウンと呼ばれてます」
「そうなんですね…」
アンノウン、覚えておこう。
「あ、約束通り村か街まで案内してもらってもいいですか?」
「はい。勿論です」
と、話ながら近くにあるという街まで向かった。
え?闇の王が木属性魔法使うなって??
なんでもこなすのが僕ですよ。
なんちゃって。
闇は火と木の属性魔法も使える。
なんて…誰に話しかけてんだ僕…。
あれからどれくらい経ったかな…。
後継者ぐらいやっときゃ良かった。
ま、僕の民はへこたれないからね。
大丈夫大丈夫。
でも、アンノウンって呼ばれる魔物、なんかで見たな。
ゴーストは生き霊から地縛霊、怨霊その類いだとは思うがこの世界には存在しないはずだ。
それがいるってことは…いや、今考えても仕方ない。
今はお腹が空いたから早くご飯が食べたい。
働かせないでくれ。




