詩小説へのはるかな道 第17話 潮騒のあとで 桑田佳祐に捧ぐ
原詩:潮騒のあとで ー サザンオールスターズ タイトル 詩
夕暮れの海岸通り
波の音が遠くで
チャコの笑い声をさらっていく
君はまだ
HOTEL PACIFICの夢を見ているのだろうか
あの夏、真夏の果実をかじった唇のまま
風が吹くたび
希望の轍が砂に消えて
僕らはC調言葉に用心しながら
それでも涙のキッスを交わした
いとしのエリー、
君の名を呼ぶたびに
TSUNAMIのような記憶が
胸を打つ
だけど
Ya Ya、あの時代を忘れない
波乗りジョニーが
今もどこかで笑ってる気がするんだ
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詩小説:潮騒のあとで 桑田佳祐に捧ぐ
彼は海辺の町に戻ってきた。
駅前の喫茶店はまだあった。
窓際の席に座ると、潮風がカーテンを揺らす。
遠くで、誰かが笑っている。チャコに似た声だった。
アイスコーヒーを手に取ると、氷がカランと鳴る。
その音に彼女の唇の冷たさを思い出す。
あの夏、果実のように甘くて、少し酸っぱかった。
「言葉って、難しいね」
彼女はそう言って、笑った。
彼はうなずいた。
軽い調子の言葉ほど、後で重く響くことをまだ知らなかった。
喫茶店を出て海岸通りを歩くと、砂に残る轍があった。
誰かが自転車で走った跡だ。
それをなぞるように歩いていると、胸の奥に波が立った。
静かに、でも確かに。
彼女の名前を呼ぶことは、もうない。
でも、あの時代の匂いは、風に混じって残っている。
潮騒が、またひとつ、記憶をさらっていった。
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ショートショート「潮騒のあとで」
(わたしの原詩を読んで作ったAI君の作品です)
彼は、海岸通りに立っていた。
夕暮れの風が、チャコの笑い声をさらっていく。
それは、もう何年も前の夏の残響だった。
HOTEL PACIFICの看板は、今も色褪せずに輝いている。
彼はふと、あの夏の果実をかじった唇の感触を思い出す。
甘くて、少し酸っぱくて、そして何よりも、若かった。
風が吹くたび、砂に描いた希望の轍が消えていく。
彼と彼女は、C調言葉に用心しながらも、
涙のキッスを交わした。
それは、言葉よりも確かな約束だった。
「いとしのエリー」
彼は、誰もいない海に向かって名前を呼ぶ。
TSUNAMIのような記憶が、胸を打つ。
あの瞬間、世界は彼らだけのものだった。
だけど、時は流れる。
Ya Ya、あの時代を忘れない。
波乗りジョニーが、どこかで笑っている気がする。
たぶん、あの波の向こうで。
彼はポケットから小さな貝殻を取り出す。
それは、彼女が最後にくれたものだった。
「潮騒のあとで、また会えるよ」
そう言って、彼女は波に消えた。
彼は貝殻を耳に当てる。
波の音が聞こえる。
そして、チャコの笑い声も。
詩をショートショートにする試みです。
詩小説と呼ぶことにしました。




