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となりのシホちゃん<元勇者は連れ戻されるのを全力で回避します>全年齢版魔王少女シフォン外伝その1

作者: さとぼん

ゼフィロトと呼ばれる異世界から、帰還してきた者がいた。


ゼフィロトを救った勇者の名は<アクゼリュート>と呼ばれた。

彼は魔王との戦いに勝利し、混沌たる世界に終止符を打った・・・筈だった。

諍いの絶えない世界ゼフィロト・・・


とある異世界から転移して来た勇者が、魔界の魔王を滅ぼさんとしていた。


よくあるRPGろーぷれと同じ様に、この魔王を滅ぼしたとしても。

必ず新たなる魔王が現れる・・・まるでマトリョーシカを開けるように。


同じ連鎖を繰り返されては堪らない。

最期を迎える時、勇者は<ある提案>を魔王に突き付けた。

神々と人。そして魔族が永劫に争わなくなる希望の提案を。


結果。魔王は提案を呑み、勇者に託するのを認めた。


神にも等しき異世界から来た人である勇者を、自らの後継者に迎えるのを。

魔王の娘と婚約した勇者を、新たなる魔王とするのを。


人を捨て、神にも等しき異能を誇る勇者が魔王になる・・・


魔王の娘を妃にし、王位を譲り受ける勇者。

神とも人とも争わない、新たな魔界の王が産まれる筈だった。


筈だった?


妃になる予定の魔王の娘が泣き叫んだ。


「なにするのよ!このオタンコ魔王パパ~ッ!」


何もかも平和裏に終わる筈だった物語が・・・終わらなくなった。




~平和を謳歌する・・・とある街で~


横にへばりつくショートカの西村 芳香よしかが、むすっとした声で話しかけて来た。


「あの子・・・ずっとこっちを観てますけどぉ?ユウト先輩」


何がご機嫌に触ってるのか知らんが。


「あの制服は、ウチの在校生って事でしょうけど。

 観た事ないですよねぇ・・・って、先輩?!」


単にこちら側を観ているだけなんだろうから、気にする程の事でもないだろうに。


「あわわ?!待ってくださいよぉユウト先輩ぃ~」


ガン無視を決め込んだ俺は、コバンザメの芳香を置いて歩いて行く。


「俺は傍で纏わり着く下級生だけで十分手に余ってるんだ。

 これ以上、俺の平和を崩されたくないからな」


「いやぁ~。先輩の手を取れるのなら・・・盗ってみたいです」


ニヒヒと笑う芳香は、元気が余り過ぎているようだ。


「くだらんことを話してる暇があるんなら、期末テストの対策でも考えておけよ」


「あ?それ?そこを突く?」


クラブが試験対策で休みだから、芳香は退屈を持て余している。

ついでに体力も・・・だろうな。


「・・・と。あれ?さっきの子は」


不意に立ち止まるや、敵視していた子を探しているようだが。


「僅か数秒で消えちゃった?

 まさか、どっかへテレポーテーションしちゃった?」


あのな。どこぞの魔法少女じゃあるまいし。


「芳香が思い込んでいただけだろ。

 きっとその子は通りすがりに観ていただけだったんだろうさ」


「え~?おっかしいぃなぁー?

 ずっと先輩を監視していたみたいなんだけどぉ」


監視ときたか。

俺が監視されるなんて、ある訳がないじゃないか。

まぁ、身体の秘密を知られているのなら別だが。


「絶対に知ってるんですよ、あの子も。

 先輩が超人だってのを、人知を超えた瞬発力を備えられているのを」


「・・・俺はバケモノではないぞ」


そう。

この芳香にだけ知られてしまったんだ。

俺の身体に隠されている超能力という異能を。


「ユウト先輩が化け物の訳がないじゃないですかぁ。

 もしも魔物だったらアタシなんかを命がけで助けてくれる訳がないでしょー」


「いやな、芳香君。あれは偶々通りかかっただけで」


そうさ、通りかかった時に車に轢かれそうな芳香を助けてやっただけのことだ。


「それでも!アタシにはユウト先輩が勇者様に思えたんですッ」


勇者様か。

敢えて神や仏と云わないのが、芳香らしいと言えばそうなんだろうけど。


「だからぁ!きっといつかは・・・ごにょごにょ」


顏を逸らした芳香が、なにやら独りで悶えているが。


「今は。こうして傍で笑って居られるのが・・・好きですから」


俺に振り返った芳香が笑う。

独りで悶え、一人で笑う・・・変な奴だ。



商店街の観える街角まで辿り着く。


「じゃぁ!また。ユウト先輩」


「おう!しっかりテスト勉強に励めよ」


片手をあげて芳香との挨拶に代える。

下級生の芳香は実家のある商店街へと駆けて行った。

そして俺は、独り住まいのマンションへと足を向けた。


独り住まいと云ったって、別に肉親が居ない訳ではない。

両親は健在だ。只、今は一緒に暮らしていないだけの話だ。


それもこれも、俺の特殊能力が災いしているだけ。

この歳になって育児放棄もないだろう。

親は生きていくだけの資金を提供してくれているし、それなりの心遣いも配慮してくれている。


唯、俺が傍に居るのが怖いのだろうか?

こんな桁外れた異能を持つ子と、一緒に暮らすのが。


3階の隅が、俺の家だ。

エレベーターで階に辿り着くや、ふと異変を感じた。


「え?」


一番奥が俺の家のドア。

その手前。ついこの前空き家になった部屋の前に・・・


「あの子は・・・さっきの?」


俺達が通っている学園の制服を羽織ったが立っていた。


キラキラ光っている。

マジで・・・異世界から来た美少女のような子。


紫がかった長いストレートの髪。

透き通るような白い肌。

華奢な脚に、細くしなやかそうな手。

横顔はやや丸みを帯びて観え、可憐な口元や鼻立ちが眼を惹いた。


「バイリンガルなんだろうか?」


それより、なにより。

一番眼を惹いたのが、ぱっちりとした目に輝く紅鳶色の瞳だ。


「まさか、本当にハーフなんだろうか?」


日本人にも思え、また外国人にも思える。

エレベーターから降りた途端に見つけた異変。

それはこれから何が起きるかを予兆してもいた。


「?!」


俺が呆然と美少女に眼を惹き付けられていたら、その子が不意に顔を向けて・・・


「ひッ?!○×△ッ!」


・・・と。異常なまでの反応が返って来たんだが。


仰け反り大袈裟に顔を隠す・・・既に遅いけど。

少女の態度に、少し笑いが込み上げてくる。

が、ここはもしかしてお隣さんになるかもしれない相手だから。


「あの。もしかして引っ越されてこられた方ですか?」


少しは気を遣っているんだぞ、アピールで応対したんだ。

そしたら、その子ときたら。

顏をブンブン振り・・・引っ越して来た訳じゃないのかと思わせて。


「あのぉ・・・あなた様はどちらに御在宅?」


何か日本語が変だと思ったが、聴き質された俺には答えるしか無かったんだ。


「そこ。隣が、俺の家だけど」


悪質訪問押し売りじゃぁなさそうだから、正直に答えてみたんだ。

すると・・・どうだ。


「え?!そ、そ、そうだったんですね。

 じゃぁ、じゃぁ!私の部屋はこちらに決めましたわ」


と?!隣じゃないか。

今の今、首を振って違うとアピールしてたんじゃないのか?


「宜しいでしょうか、勇者様?」


・・・は?!もう一回言ってみそ?


「私の部屋は、こちらに決めましたの。

 少なくても、転移が成される時までの間は」


・・・はいぃ?!何を言ってるんだこの子は?


「だって。お傍に居られる方が宜しいかと思いまして」


・・・イカン。この子はヤバイ娘かも知れんぞ。頭の中が異世界転生しちゃってるし。


「あ、あの。引っ越す気なら家主と交渉されてから・・・」


「はい!只今完了したとの知らせが参りますわ」


・・・なんだと?何を意味不明な?


俺が立ち竦んで少女を眺め降ろしていたら。


「それにしても。

 勇者様が斯様なお姿に変わられておられるなんて。

 アクゼリュート様ともあろうお方が・・・とても思えませんでしたわ」


急にこっちへ寄って来ると。


「それでは私はどのように映って観えているのでしょう?

 御主人様の眼では、どのような姿に観えていますの?」


頭一つ分背丈の低い少女が、俺を見上げている。


「どのようにって・・・そりゃぁ・・・」


綺麗な髪。

健やかそうな細めの眉。

大きなつぶらな瞳。筋の通った鼻・・・薄いピンクの唇。


まるで絵本に描かれた深窓の王女を、現実世界に呼び出したかのような可憐さ。


細い首筋。肩甲骨回り・・・そして。


「おっきいぃ・・・」


タユンと揺れているおっきな・・・可憐さに見合わない胸。


挿絵(By みてみん)


「メロンちゃんだよな」


思わず口に出してから、失言したと臍を噛んだが。


「やはり。

 リュート様はエッチな殿方でしたものね。

 今はっきり、私の勇者リュート様だと認識出来ましたわ」


いやいや。今のは、単なる口が滑ったという奴で。

ニコリと笑う美少女が、独りで頷いてるのを停める訳にもいかず。


「あのぉ。俺はリュートなんて名ではなくてですね。

 紫薔薇騎しばらき悠斗ゆうとって名前なんですが」


名前を名乗って疑いを晴らそうと試みるのだが。


「あら?こちらでは、そのような名を名乗られていらっしゃるの?

 でしたら、私も・・・名前を変えないといけないのかしら」


いやあの?その前にきっちり名乗って貰えませんかね?


「いやいや。名前を変えるなんて。

 本当の名前を聞かせてくれたらいいんだけど?」


つい、いらぬ事を口走るのが俺の悪い習性だ。


「本当の?

 あちらではもう二度と聞かされたくないと仰られましたのに?」


「あ・・・いや。聴かせてください」


名前を聞くのが嫌になる名って・・・どうよ?


上目遣いに俺を観ていた少女が、深呼吸をしてから。


「では・・・魔王の娘としての名を聞かせて進ぜましょう」


は?!魔王って・・・娘って・・・何?


眼が点状態の俺を差し置いて、少女が声高に名乗りを上げる。


「魔王が娘である私は。

 シフォン・リコッタスフレベイクドモンブラン・

 マーブルパウンドマドレーヌ・

 マフィンミルフィーユクラウティ・

 タルトタタンブラウニーザッハトルテ・

 ガトーショコラキルシュドノエル・アビスと云いますのよ!

 もう一度、言い直しましょうか?」


「・・・・もう一回・・・言わなくても良い」


訊くんじゃ無かった。

なんだよ、その糞ッ長い名前は!


「あら?やっぱり気に召されなかったようですのね。

 では、ゼフィロトで呼ばれたように<シフォン>で良いですわ」


「シフォン・・・って呼べば良いんですか?」


それだって、海外人みたいに感じるぞ。


「はい!こちらでもそうお呼びくださいませ」


「・・・疲れそうだ」


いつの間にか、俺はシフォンを名乗る娘に丸め込まれていた。

つい今しがた出逢ったばかりの変な子に、良い様にあしらわれているのに気が付いた。


「いやあの。

 引っ越されて来たんですよね?

 その制服は俺の通っている高校のモノだと思うんですが」


そうなんだ。

この子は既に東雲高校の制服を着ているんだ。

だとすれば、今日只今此処に住み始めるのは予定されていた筈なんだ。


「良く分からなかったのですけど。

 転移術の所為なのか、私がリュート様を慕う心が成さしめたのかは知り得ませんが。

 お傍に居られる姿へ変換された・・・そうだと思いますわ」


「さっきから、魔王だの勇者だの。

 異世界転移だの、まるで小説みたいな戯言を言ってるよな」


話が噛み合わなくて、イライラして来た俺が質すと。


「小説は現実よりも奇ですのよ。

 尤も、今の私達の状況は小説とも呼べるほどの特異な物ですけど」


更に輪をかけたかのような一言が。


「だから!シホ・・・シフォンは。

 何の為に引っ越して来たんだって訊いてるんだよ」


苛立ち紛れに、俺が彼女の名を間違えれば。


「あ・・・また。

 シホと呼ばれましたのね、彼の世界で仲の良かった方の名を」


急に眉を顰めて質し直して来たんだ。


「シホ・・・その名で呼んで下されても構いませんわ。

 だって、こちらではシホこそが愛を謳う人の名なのでしょうから」


シホ?俺にそんな子がいる訳がない・・・筈だ。


「御主人様であるリュート様は?

 こちらではユウトを名乗られていられましたよね?

 それでしたら、私も勇者ユウト様とお呼びすれば宜しいですか?」


大きな目をキラキラ光らせ、シフォンが問いかける。


「隣同士だからって、訳の分からない呼び名は辞めてくれ。

 俺はユウトでしかない、単なる高校生だ」


「まぁ!御主人様を呼び捨てになんて出来ませんわ」


困ったように小首を傾げるシフォンが、


「それでしたら、私を<シホ>とお呼びください。

 私は勇者様を<ユウト>きみとお呼びする事にしますから」


納得したように頭を振って言う。


・・・いつの時代なんだよ。


「転移術が施行されるまでの間。

 もう一度魔界へ戻って婚礼の儀を成し終える時まで。

 私が傍に居続けますから・・・ね、ユウト君」


勝手にキミ扱いされちゃってるし。


そんでもって。一番肝要なのが・・・


「待ってくれ。

 転移とか言ってるけど、俺を異世界にでも連れて行く気なのか?」


しかも。

連れて行かれたらシフォンと結婚させられちゃうとか?

そんでもって・・・だ。


「当たり前でしょうユウト君。

 あなた様とこのシフォンは、婚礼の儀の途中で判れ別れにされたのですよ?」


え?!


「あんなに沢山の家臣の前から、突如掻き消えられて。

 逃亡するにも程がありますのよ?」


え?え??


「尤も、転移と転移譲を間違った魔王パパの所為でもありますの・・・って?

 あの・・・ユウト君?

 まさか・・・記憶を無くされた・・・とか?」


いえ。記憶も何も、<この世界では>身に覚えがありませんが?


「知らないし、記憶を失った訳ではない」


「・・・つまりは?」


はい。人違いだと言う事では・・・と。

それを表す意味で首を大きく振ってみせた。


「悲いぃ~~~~ッ?!損な!」


「いやだから。俺は勇者なんかじゃないって」


元々、話がややこし過ぎたから、口を挟みかねていただけだ。

俺は現代を生きる高校生に他ならないんだしさ、<今は>。


「嘘ですよね?嘘だと言ってくださいまし~」


哀れだとは思うけど、シフォンちゃん・・・残念。


「異世界なんかには行かないし。

 そこで<魔王の跡継ぎ>になんて成りっこないし」


俺は残念な魔王少女まおっこのシフォンへ言ってのけた。


「そ、そんな・・・酷い。

 ユウト君はシフォンのことを愛してくださいませんの?

 あんなに弄んでおきながら、あれ程尽くして参りましたのに・・・よよよ」


ほろほろ泣き真似をするシフォンだったが。


「でも・・・今。

 希望が湧きましたわよ、ユウト君」


うん?

何か余計なことを溢したか、俺?


「私は婚礼の儀とは話しましたが。

 移譲を果した後のことはお知らせしませんでしたわよね?」


ギクゥッ!


「分かりましたわユウト君。

 あなたが帰りたくないと仰られるのなら・・・」


諦めてくれるのか?


「帰りたくなるまでこちらでご一緒致しますから!」


は?今なんと?


「このシフォンが、シホの座に収まってでも。

 あなた様を帰還させて御覧に入れますわ!」


・・・諦めないのね。


・・・


・・・・


「待ってくれ!

 その前に、君の正体とは?

 本当に異世界からの来訪者だとでも・・・」


言いたいのかと叫ぼうとした俺に。


シフォンがスッと手を差し出して来ると。


「こちらの世界ではどんな姿へ変われるのかが分かりませんけど」


まるで魔法少女みたいにイヤリングを外して。


「魔王が娘シフォンが命ずる!

 我が姿をあるべきモノへ・・・転換チェンジ!」


声高に叫ぶと、イヤリングを天へと翳した・・・のだ。



 ぱあああああああああぁッ!



眩き光が俺を惑わす。


何が起きたのか・・・俺には正直・・・


「さぁ!これが今の私ですのよ!」


観る迄も無い。

シフォンという魔王少女の変身した姿は。


分かっていたよ。


魔族の象徴である二本の角に巻き付いた黒いリボン。

気高さを表すとされた白の魔法ソックスと紅い宝珠の着いたコスチューム。


魔王の娘とも思えない気高い姿。


「呼ばれて飛び出て!じゃじゃじゃじゃんッ!」


聞いた事のある様な、古めかしいスラングで登場したのは。


「魔王少女降臨!」


彼の・・・巨大損な魔王の娘っ子。


「どうです?!覚えがおありでしょう、ユウト君」


言い張るシフォンに、蘇る苦難の日々の数々。


だが、俺は。


「知りませんからッ!記憶の欠片もございません」


しらばっくれるに全力を傾けた。


「えーッ?!ここまでして、駄目なんですか?」


あからさまにシフォンが落ち込む。

でもなぁ、俺という帰還者は、またもや転移させられるのは嫌なんだよ。


だから・・・


「全力全開で。思い出しません!」


思い出せないとは言わないぞ。思い出さないと言ったんだ。


「そうなのですね。

 でわ仕方が有りません、思い出されるまでこちらに留まりますから」


シフォンは何が何でも連れ帰す気だ。

俺という元、勇者リュートはこう言うしかない!


「全力で転移を回避します」


現実世界に留まろうと、魔王少女の魔の手を拒むのだ。


隣に居を構える魔王少女から逃れる為に。


「隣の・・・シホ。

 ユウト君の隣の・・・シホと呼んでね」


魔王の娘は俺に嗤う。

いや、笑いかけて来るのだ。


いつかは目的を完遂してやるのだと意気込んで。




現実世界で。

元勇者の俺と、魔王の娘シフォンが暮らし始める。


それは有り得ざる物語を生む事にもなるのだが。

今は、それどころの話では無かったんだ。




「見つけた・・・こっちでも」


紅く光る眼が・・・俺達を観ていた。

邪まなる紅い瞳が、魔王の娘と俺を眺め降ろしていた・・・


この物語は、成人指定の<魔王少女シフォン>が原題です。


健気なシフォンが異世界から来た勇者アクゼリュートに捕まるところから始まるのです。

勇者に捕らえられた魔王の娘に待っていたのは?


全年齢版からは想像も出来ないような、あんな事やら損なことまでサレちゃうのです。

可哀想な娘ではありますが。

最期には父である魔王との戦いの中、愛に殉じようとする天性のMっ子ですW


この度、全年齢版として採用するにあたり、作者名を原版通りに<さとぼん>とさせて頂きました。

これもさば・ノーブとして描かれた一品であるのを表記させて頂きます。

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