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「ふう、満足ですわ、、」
今日の招待の4人の令嬢の髪をいじりまくって大満足でお茶の席に座る
すかさず侍女が紅茶を出してもらい一息つく。この侍女も後でやらせてもらおう。
「お疲れ様、最近髪の手入れも満足にできなかったから助かったわ。」
「あ、カナリア様は生徒会補佐でしたね、お忙しそうで、、、、あの方たちのせいで、、」
ええ、とカナリア様は疲れた表情をする。
そう、原因は物語のヒロインと攻略対象の方々のせいである。
「殿下は、、きっとスメラギ様を選ぶのでしょうね、、」
「カナリア様、、」
悪役令嬢 カナリア・オルカス
物語のように、異世界からの落ち人であるハルカ・スメラギが学園にきて、皇太子でありカナリア様の婚約者 ルクシオ・スレンダーバーグが、彼女と恋に落ちた。
カナリア様は婚約者がいるからとハルカに、ルクシオ殿下にたしなめたが、彼らは聞く耳を持たなかっった。
ルクシオ殿下からは婚約なのだから解消すれば大丈夫と言い、逆にカナリア様に邪魔するなと牽制する始末。
物語の悪役令嬢ならその後嫌がらせをして断罪イベントだが、、、
「カナリア様、カナリア様には私がついていますわ!殿下なんかこちらから蹴りだしてやりましょう!」
「そうですわ!レオナ様の言う通り!婚約はこちらから解消して差し上げましょうよ!」
「ふふふ、あなたたち、、ありがとう」