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魔道具の威力

 今日はテストだ。1組の人たちと戦うらしい。

 

 ぶっちゃけ、未来の私と同じくらい強い人がいたら勝てる気がしない。

 なので、私でも勝てる相手と当たる事を祈るしかない。



 学園についた後、カミール先生のいつものホームルームがあった。

 そして、そのあとカミール先生と訓練場に向かった。

 今日は誰にも話しかけられることがなかったのでとても平和だった。

 それどころか、すごい敵視さているような気が……



 訓練場には2組の一位と思われる生徒と、1組の最下位と思われる生徒が戦っていた。


 ……あれなら勝てそうだな。


 そう呟いてしまった。多分カミール先生を除いて聞こえた人はいないだろう。


 試合が終わったようだ。

 勝ったのは、1組の生徒とカミール先生が言った。


 「次はライトの番だ。お前が1組全員倒さなかったら私がライトとひたすら試合するからな」


 「は、はい……」


 カミール先生と戦ったことはないが、絶対に戦いたくない。

 未来の私はまだ、自分なので甘いはずと思っているが、カミール先生は怖すぎる……


 「緊張するか?」


 「はい……」


 「そうか……」


 カミール先生はそういって何かしらの魔術を使った。

 すると、緊張はいつのまにか消え去った。


 「これは?」


 「心を落ち着かせる魔術だ。それと、この手袋。昨日徹夜して作ったのだろうが、テストで使うなら学園に登録しなければならない」


 「えっ!」


 いつの間に盗まれたんだ。たしかにカバンに入れたはずなのに……


 「登録しないと使えないんですか?」


 「登録しといたから、使えるぞ。あとは、お前の使い方次第だ。頑張ってこい」


 「はい!」


 カミール先生、マジで神。

 一体いつの間に手袋を盗んだのかわからないが、徹夜して作ったはじめての魔道具が使えるようにしてくれたカミール先生にあとで感謝しなくては……


 そして、1組との試合が始まった。



◆◇◆



 勝ちました。作った魔道具を使う必要がないほど弱かった。

 これだったら、手加減したリムアムちゃんより弱い。


 そんな事を思っているうちに、二試合目が始まった。



◆◇◆



 あと一試合で終わりだと思う。ただ無双して終わっているが、相手の強さは強くなっていると思う。


 さて、これで最後の試合だ。これが終わったら、布団に入って寝るんだ!


 「1組一位のレオンハルト・デザルガーノ対3組一位のライト・ピタゴラスの試合を始める。二人とも用意は」


 「大丈夫です」


 「問題ない」


 「それでは試合開始!」


 能力 思考速度上昇を使った。

 というか、この人どっかでみたことあるんだよなぁ。

 どこでみたんだっけ? まぁ、いっか。


 いつも通り詠唱しながら突っ込む。

 そして、ちょっと姿勢を崩したら、詠唱を終わらせて、もう片方の手で剣を振る。


 耐えるのか。


 流石この学園一位なだけあって強い。


 では次はこの魔道具を使ってみよう。

 試合では、はじめて使うから楽しみだ。


 魔力を流して、発射! ファイアパール!


 

 「そこまで! 勝者、ライト・ピタゴラス!」


 や・り・す・ぎ・た。


 金髪の美形って感じの子が丸焼けなんですけど!?

 ちょっとはじめて人に使うけど、そりゃあ、ファイアなんだから萌えるに決まってるじゃん!


 どうしよう……


 カ、カミール先生がこっち来た! 

 絶対怒られって。というか、殺人だよ!

 人は何回も殺しているけど、殺すつもりなんかなかったのに……


 「ライト! やったな!」


 「すみません……」


 「??? あぁ、こいつのことか。ヒール。これで十分だろ」


 「詠唱! 詠唱はどうしたんですか!?」


 「細かいことは気にするな? では、この後は、ホームルームをして、これからについて話をするから……」


 「おい!」


 「……え、今喋った……」


 この黒焦げな人だったものが声を出したような気がした……


 「? 何言って……真っ黒じゃん! ちょっと、え? なにこれ!?」


 「えーと」


 知るわけないじゃん。

 カミール先生がなんかヒールって言ったのは聞いたけど……


 「まぁ、良いや。おい! お前! あの時俺にしたこと許すわけないからな!」


 あの時したこととは? 記憶に無いんですけど……


 というか、体が焦げてることは無視するのか……

 今合宿中で、暇だったので更新できました。

 本当は、4000字くらいにしたかったんですけどね……

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