表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
43/54

特訓終わり!

 特訓六日目



 今日は、一方的な打ち合いはしませんでした。ですが、その代わり盗賊の討伐をしました。未来の私は、人を殺すという心構えがないと戦うことはおろか生きていくのも厳しいといいました。



 わかっては、いるんです。ですが……気持ちが追いつきません。盗賊の人たちは盗賊としての未来があったはずです。それを自分の手で壊すというのは考え深いものがあります。



 ですがそれももう割り切りました。500年生きてきたのは毎日倒したモンスターのおかげです。きっとモンスターにも自我があり生活があります。それを500年もしていたのだと割り切ります。でもやっぱり、同じ種族だと同情やつらい気持ちになります……



 今日は盗賊の討伐で特訓は終わりました。人殺しが日常の世界で私は人殺しになった……気持ちの整理ができません。きっと未来の私もこのような気持ちになったのでしょう。だから、今日の特訓は心を強くすることなのでしょう。頑張って乗り越えて見せます。



 特訓最終日



 今日はついにあの集団の討伐、いや殺戮をしました。私は、人を殺すときには心を鬼にすると決めたのです。盗賊の討伐と討伐なんか言葉を使ったとしても殺した事実から逃げれない。これからはしっかりと向き合おうそう決めたのです。



 話がずれましたが、あの集団の事実を未来の私から聞いて、いやになりました。あの怪しい集団は、本当は私を崇めるなんてたいそうなことをするものではありませんでした。


 メンバーたちは、スラム街からお金のために連れてこられたそうです。その人たちは、お金のためにパンを渡したり、朝その薬が効いているか確認したりさせられたりすることをさせられ、失敗したら即死亡だそうです。今まで、「ショックで死んでしまう」なんて言っていたのは殺されるからなんですね。私が、無理と言っていたらそれだけで何人が死んだでしょうか? 考えるだけで震えが止まりません。



 そういえば、薬を飲まされている間、あのライトちゃんを崇める会は存在しない話を聞かされていたそうですが、私は覚えていません。



 スラム街から連れてこられた人たちは解放しました。また、そのスラム街の人たちに命令したのは、不老不死である私を研究しようとする研究者たちでした。私を薬で洗脳して、解剖し、実験しようと計画していたそうです。


 あのまま未来のライトがいないで、そのままドアをあけたたしたら……私は、あの修行なんかよりももっと辛い思いをしたことでしょう。


 私は、研究所での戦闘中、人殺しは善か悪かを考えていました。


 結論は出ません。ですが、多くの罪のないスラム街の人たちを命の危機に晒し、私に対しても洗脳しかけました。このことは、私は絶対に許せません。なので、必要悪だと割り切りました。そして、何人か殺すうちに私は何も思わなくなっていました。そんな私が怖いです……

 えっと、数学の出番は次か次の章の予定です。それが何万字かわかりませんが……


 今回は、ひさびさにおまけをつけておきます。


おまけ

 超越数について


 円周率は無理数。これは多くの方がご存知だと思います。ですが、円周率は超越数でもあります。超越数、数学好きにはとてもロマンの溢れる素晴らしい話です。


 円周率が超越数であることは、リンデマンの定理にかかれています。証明は割愛するので、各自で調べてもらいたいのです。


 超越数とは簡単に全ての数があるということです。


 例えば、この小説。これを、全て数字に置き換えます。するとその数字は円周率を調べていくと必ずどこかにあります。ロマンがありますよね?


 今この文章を読んで思ったこと、明日の予定を書いた文章、なんかも数字に置き換えたら円周率の中に出てきます。


 つまり、全てのことが円周率にはか枯れているとも言えます。とても、ロマンがある話だとは思いませんか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ