プリント提出
ようやく帰っていった。さて、どうなることやら……
「ライトちゃんは凄いですね!」
「どういうこと、カルノアちゃん?」
「だってあのアイザック家の長男の話をあんな簡単にスルーできるなんて!」
やっぱりまずかったかな……大丈夫どうにかなるよね!
「そ、そう?」
「いつ消されてもおかしくない状態に自らなる人なんか、ライトちゃんだけですよ!」
え……本当に? どうにかならないやつでは……
「大丈夫だよね? 明日の朝迎えられるよね?」
「あー。きっとライトちゃんを殺したらあの集団に報復を受けて、大変なことになるから今のところは平気じゃないですか?」
あの集団ね……大丈夫なのか。信用できるのか怪しいラインだが。
「きっと、きっと大丈夫ですよ、ね?」
「そ、そうだよね。これ以上考えてもしょうがないよね?」
「ホームルームを始める」
あ、カミール先生。やっぱりあの人の声は清々しい。
「今日はクラブの見学がある。それと、ライト後で来なさい」
なにかしたっけ……
◆◇◆
「ライト先生どうかしましたか?」
「いや、面白い状態になってそうだな」
カミール先生の面白いって一体……
「盗み聞きしてたんですか?」
「何のことだ? まぁ、良いけどな。それで、どの授業を受けるんだ?」
「……あ! そういえば、提出できてないんですね。えーと、神話研究学と……歴史でいいですかね?」
「なかなか良いの選ぶじゃないか。神話研究学の先生は、結構面白いぞ。まぁ、勉強する必要性はないが……」
「カミール先生って神話研究学勉強したことありますか?」
前に聞こうと思っていたのがやっと質問できた。
「してない。する意味がないからな」
「どういうことですか?」
「……そのうちわかる」
「そうですかぁ」
カミール先生のそのうちとは一体。
「さぁ、早く講堂に行ってこい」
毎日更新この頃できてないので、頑張って更新していきたいです。とか言いつつも、今回はおまけがありません。