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パン

 「じゃあ、この内容は明日テストするから覚えてくるように。何か質問ある人〜?」


 「はい! ペンダントの使い方結局教えてもらってないです!」


 そう、あの時おしえるとかいわれたが、話をしているうちに教えてもらえなかったのだ。


 「あ〜。だいたい能力の使い方と同じだ。後で試しておけ」


 「カルノアは何かあるか?」


 「い、いえ! ないです。ちょっと動揺しちゃただけです。気にしないでください」


 「じゃあ、解散!」


 ペンダントの使い方は、帰ったら試してみよう。




 家への帰り道。またあの集団の一員と思われる人に話しかけられた。


 「ライト様ですよね? これ宜しかったら御夕飯にお食べください」


 「要らないです。夜ご飯はもう決まってますから……」


 「そんなことおっしゃらないで。御夕飯の一品が増えたと思えば平気ですから!」


 「そ、そんなことを言われても……」


 「それに……これを受けとってもらわないと私が困ります。ライト様に勇気を振り絞ってお話が出来なのに御料理を受け取ってもらえないなんて……会員の皆様からも、私のショックでも、命が危ないです」


 会員の皆様からも、私のショックでも、命が危ないです? どういうことなんだ……異世界特有の言い回しとかか?


 「いや、でも……」


 「お願いです。何でもしますから!」


 「じゃあ、帰ってください」


 「これを受け取ってもらえれば帰りますから」


 「しょうがないです。貰っておきます」


 「ありがとうございます!」


 これからも、こんなのに絡まれるなんて想像しただけでも憂鬱になりそうだ。


 どうにかして、その集団がなくなれば良いんだけどなぁ。


◆◇◆


 家に帰ってきた。あの人からもらったカゴの中身を見てみよう。


 パンだ。「御夕飯の一品に」とか言っていたのにパンか……


 ゴクリ。何故だろうか。 貰ったパンがすごく美味しそうだ。


 食べたい。食べたい……食べても良いよね?……食べよう。


 パク。美味しい。


 これ食べても、別に何ともないし大丈夫じゃん。心配して損した〜。


 「ご馳走さま〜」


 夜ご飯も食べ終わったし、明日のテストの勉強をしたらすぐに寝ようかな。

 おまけはお休みします。本当は、巡回セールマンの問題とかやりたかったんですけどね。

 

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