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お金を受け取った

 ダメだった。いつか、国王にでも呼ばれるんじゃないだろうか。


 「その集団のことはまだあんまりわかってないから、早く帰りなさい」


 「そうですね。早く家に帰ります」


 家が安全だと言うわけでは無いのだけど……


 「またねー」


 「はい! さようなら」




 家に帰ってきた。普段よりも疲れた気がする。ペンダントの効果なのだろうか……


 「コンコン」


 誰か来たのかな。待たせるのも悪いし、早く出よう。


 「今行きます」


 ガチャ。一体誰が来たんだろう。誰にも、家を教えてないはずなのに……


 「どなたでしょう?」


 「わ、私は、ライトちゃんを崇める会の会員で……す。ま、まさか、本当に、本当にライト様に会えるなんて……!」


 とりあえず、おどおどしていて話どころでは無いことがわかった。


 さて、一体どうやって対処したら良いことか……


 「話せただけでも、もうこの世に未練はありません。なので、私の全財産をお納めください」


 「そ、そんな。困ります。ちゃんと生きてください」


 この人なら、本当に死にかねない。どうにかして止めなくては……


 「はい! ライト様の為なら! 不老不死にだってなります!」


 良い返事だ。あとは、帰ってもらったらミッションコンプリートだ。


 「では、私はこれから夜ご飯なので……」


 「これだけは、これだけは、渡させてください」


 小さな小包をもらった。もしかして、さっき言っていた全財産か? そんなのもらうわけにはいかない。


 「要りません。お返しします」


 「大丈夫です。ぴったり、ライトさんが払わなければいけない学費の分入ってますから!」


 大丈夫ってどういう意味だっけ……でも、知らない人、しかも怪しいライトちゃんを崇める会なんか貰うわけには……


 「要りません! お・こ・と・わ・りです」


 「これだけは、本当に受け取ってください。他の会員から、殺されちゃいますから」


 その集団は怖そうだから本当にやりそう。気が向かないけど、受け取っておこう。


 「しょうがないです。じゃあ、受け取っておきます」


 「あ、ありがとうございます、ライト様! ライト様の声を聞けただけで、生きられそうです!」


 本当に崇められてるのかもしれない、そう思ってしまった。


 「これで、終わりですよね。もう、おなかが減ったので、早く夜ご飯を食べたいので家に戻りますよ」


 「はい! おやすみなさい!」


 ガチャ。


 受け取ってしまった。どうしようか、このお金。ずっと持っておくのも怖いし、明日ギルドに持っておくことにしよう。

 平成も終わりますね。本当は一気に話を進めようと思ったんですけど、じっくり進めることにしました。おまけは、お休みでお願いします。

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