ソクラノ先生
「次は、歴史学の見学だ」
カミール先生が言った。歴史学、私が受けようと思っていた科目だ。
「歴史学は、ヘロドス先生が担当するからここからは、ヘロドス先生に任せます」
「ヘロドスです。 歴史学では、これまでの出来事、王都がこちらに移ってきた理由などの様々なのことを勉強していきます……………………………………………………」
歴史学は、名前そのままだった。想像よりも長かったので何も聞いていない。覚えてるのは、歴史の先生の名前はヘロドス先生って言う変な名前だってことと、とにかく話が長いってのことだけだ。
◆◇◆
あの後、魔術学、魔道具制作、生物、宗教学の見学をした。歴史学と同じような感じで話が長かったので何も覚えていない。眠い……
「最後は、神話研究学だ。では、ソクラノ先生お願いします」
「どーも、私がソクラノです。神話研究学の見学ということではっきり言います。面白くないです。あるかないか分からないようなおとぎ話を聞いてテストのために暗記する、ただそれだけです。私が言うのもあれですが、やめておくのがオススメですよ!」
こんな人がいるのか。面白いな。初めから自分で入らない方が良いなんていうなんて……
きっとこうするのは、本当におすすめしてないか、生半可な人が来るのを抑えるためだろう。すごい熱意のある先生なんだろう。
決めた! お……私は、神話研究学を受ける!
「はい、ソクラノ先生ありがとうございました。というわけなんで、神話研究学は本当に受けたい人が受けるように」
カミール先生は、神話研究学を勉強したことがあるのかな。後で聞いてみよう……
「じゃあ、教室に戻るぞ」
「はーい」「はい!」「……」
結構雑な感じにしてしまいました……しょうがないです。
おまけ
エスター・クラインの定理
多分この名前であってるはずなんですけどネットでヒットしないんですよね。多分あってると思いますけど、違ったら教えてください。
「どの三つの点を選んでも直線にならない五点がある。どの位置にもかかわらずどれか4つの点で凸四角形を作れる。」こんな感じです。
簡単に言うと、五つの点があったらどれか4つの点で凸四角形が出来るってことです。
凸四角形は、内角がどれも180度未満のものって意味です。
イメージは、板に釘を5本刺して輪ゴムにかけた後、人外すって感じですね。
実は証明もそんな感じですが割愛させていただきます。