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転生チートでもなければダークヒーローでもありません。

Amazonに投稿したレビューなんだけど、ちっとも反映されないからとりあえず仮置きね。

いやさ、この表紙で「血湧き肉踊る活劇」とか「地獄の底を覗いて来たような怨憎劇」とかを期待するのって、そもそもなんか違うよね?


『俺Tueeeee!』とか『怨み晴らさでおくものか!』とかが読みたかったら、他の誰かの作品を手にとってください。

この作品は、「命を落とす事に繋がるほど」大きくて重いダメージを背負ってしまった人が、「ルールの異なる世界で」癒されていく物語です。


この作者は、本人曰く「痛いのも怖いのも恐いのもダメ」な人だから、


どんな世界にもキレイごとでは治まらない事象が数えきれない程あることなんか「最初から承知の上」で、


楽しくなる事に繋がらない諸々は「注意深く省いて」ある。


その代わりに、登場人物たちと同じ景色を見て、同じ街を歩いているような没入感を感じられる事は請け合い。


絶対とは言わないけれどね?

人それぞれだから。


だけどね?

この作品の読後に例えば、

(」゜▽゜)」< パイオツ カイデー!

しか残らなかったとすれば、


ずいぶんとまた、

つまらない読み方しか

していないんではないではないか?


と思ってしまう。

例えば、主人公が住み着く事になる地域の経済的実情では、「嘘が吐けない」事の根幹を支えるシステムが有効に機能しそうにないのではないか?とか。


だけど、そこは作者が敢えて書かない部分だから。


物心ついたかつかないか位の幼児でも、「嘘つきを許さない」ためのシステムを活用できるようにするためのインフラが、そこには必ずあるんだよ。


ただ、作者が作品を描くためのリソースを、「そこには割いていない」だけだ。


ご都合主義と言わば言え。


お訊ねしよう。

あなたは、あなたの住むこの世界のどこまでを見ていて、どれだけの事を理解しているか?


断言してしまうけれど、私もあなたも「見たいところ」しか見てはいないんだ。

作者が描きたいところしか書かなくたって、何を恥じる事があるのだろうか?


だいぶ話が逸れてしまったけれど、確かに「読む人を選ぶ」作品かもしれない。


だけど、この作者はかつて、「感想欄での先読み自慢合戦にダメージを受けて」書けなくなっちゃった事がある程にシャイでピュアな人だから。


「読んでしまったら死にたくなる」ような毒を持った物は絶対書かないという信頼感はある。


毒を変じて薬となす、とは言うけれど、癒しが必要な時に「あからさまな毒」って飲みたいかなぁ?


ストーリーに接したときに感じられる癒しというのは、登場人物が癒されていく過程を追体験するからこそ得られるんだ。


さて、あなたが求める盧は「癒し」か「毒」か?


もし、癒しを求めるなら、少なくともその取っ掛かりはここにある。

手に取るも取らないも、決めるのはあなた自身だけどね?

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