要するに程度問題な訳よ。
前回のような記事を誰かに書かれて、「名指しで糾弾された」と感じてしまうようなメンタルでは、物書きには向いていません。
あと、タイトルも作者も明記しないで感想文を書いて提出するのかいな?おまいさんは。
引用は引用、盗用は盗用、パロディーはパロディー。著作権法云々の問題ではありません。
もっとも、
「不勉強だから呪文がだめでタイトルは勝手に使ってよいという基準が分からない」
というようなメンタルだからこそやってしまうんだろうけれどもね。
一般社会なら「勉強しろよ」と言われておしまい。さあ、どうする?
引用は書き手自身の見解を書くのに必要だから、元の文章がどこにあったかを極力明記して行われる。
それに対して、引用元を示さずに自作品へしれっと組み込んでしまうのが盗用。
引用と盗用のボーダーラインについては回を改めてお話するが、今回のサブタイトルにある通り、結局のところ程度問題ではあるのよね。
例えば、極最近の作品ではこんなのがあった。
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南瓜の魔法使い作者:栗木下
N7924BM
第50話「竜と南瓜-6」
「こちらR05-I14-C01世界に出向中のロウィッチ。パスワード『プリティーでキ●アッキ○ア』。諜報課に接続お願いする」
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南瓜の魔法使いでは、ずっとオリジナルに見えるラインで通してきて、これまでのところ、全編通してここだけだから。危なっかしいのは。
この程度なら『ああ、遊んだな』と思ってもらえるし、あなただったらこんな些細な事でいちいち通報するだろうか?
土台となる作品世界を感じてもらえるようにきっちり描ききった上でなら、多少はヤバげなことをやっても微塵も揺るがない。
ところが、毎回毎回商業作品から笑いのとれそうなネタだけ引っ張って、それメインで展開しようとしているように見えるからアンチが湧くし攻撃の的にもされる。
「毎回なんてやってません!」
なんてのは言い訳になりませんよ?
2割~3割もやってれば全てがパクりであると受け止められてしまうのが見ている方の心理だから。
それから、いくらパロディーを宣言してても、多数の商業作品からつまみ食いするようにちょこちょこと素材を引っ張って来て繋ぎ合わせるのもあんまり覚えは良くなかったりします。
なぜって、出来の悪いパッチワークみたいに見えるから。
程度問題と言うのは、量や回数だけの事ではなくて、実は出来上がった作品の質の問題でもあるから、なおさら安易に手を出すと痛いn目に合うことが多いでしょう。
捕まる詐欺師は二流三流とも言うけれど、この辺りが次回のテーマかな?