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元将町の宿編〜3〜

新幹線の中、おにぎりを美味しそうに食べる彼女はすごく可愛かった。お姉さんというイメージが、小さな女の子ようだった。


「ありがとうございますね、咲良君。あ、一口入ります?」


「いえいえ、大丈夫ですよ。僕はお腹いっぱいですから。」


「と言っても、3つあるのに1つしか食べてないじゃないですか。」


「レアルさんが、あまりにも美味しそうに食べるもんですから、その〜なんというか、満足しちゃうんですよね。」


正直、めっちゃ可愛い。僕は一応、女性が苦手だ。それはプライベートの話だ。仕事場には、女性の方もいるから慣れたのだ。『無理矢理』。


「やだ、恥ずかしい。」


レアルさんは、頬を赤らめた。


「しかし、遠いもんですよね元将町。やっぱり、見えるもんなんですか?」


「ええ、もちろん。少し写真を見たのですが、制服姿の少年少女達が、校門のような所に立ってるんですよ。こちらを、虚しい目で。」


そう言いながら、宿入り口の門の写真を見せてくれた。


「そうなんですか、僕も見てみたいもんですね。」


「見せれますよ、私が独自開発した眼鏡があるんですよ。どうぞ、試作品で申し訳ないのですが…」


レアルさんは、眼鏡ケースをくれた。


「え、いいんですか?」


「ええ、レポーターが見えないと分からないし、私1人だけ見えるのも怖いですから。あと、おにぎりのお礼に。」


「ありがとうございます、さっそくかけてみますね?どうです、似合ってます?」


「ええ、とっても。食べちゃいたいぐらい、可愛いです。」


「エッ…キュウニソンナコトイワレテモ…」


「あ、照れてる。可愛い♡」


この人、意外と肉食系お姉さんなのかもしれない。僕はこの1週間、不安になってしまった。

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