episode4
ブランとノワールは共だって街へ出る。
すると、街中の人々が二人へ話しかけてきた。
「神父様!」「シスター様も御一緒だ!」
人だかりが出来上がるがブランもノワールも街の平和を感じ、悪い気はしない。
「シスター・ノワール!今日入った肉は新鮮で美味しいぞ!オマケするからどうだい??」
「それは嬉しいな。じゃあ頂こうかな?」
ノワールは街に出るとよくオマケをしてもらったり、値下げしてもらったりしているから、買い物に行く時はノワールが必須なのだ。
そんなノワールの様子を見ていると幼子を連れた女性がブランへ話しかけてきた。
「神父様、ここ最近子供達が夜に家を抜け出しているようなのです...。」
ブランは目を細め少し考える。
「わかりました。私達も巡回を増やして見ます。しかし家庭でも子供達に強く言い聞かせてください。夜の魔物は見境がないので。」
女性はブランへ頭を下げ去っていった。
するとノワールが買い物を終えたのか近付いてきた。
「おい!ブラン!荷物持ちがどっか行くなよ!」
「スマン、スマン。...今日は何時にもなく大量だな...。」
そう。ノワールの腕には肉、魚、野菜、果物がこれでもかと抱えられていた。ノワールは老若男女から好かれやすいので、人々がとても良くしてくれる。
「さっきの女性が言っていたことは本当か?」
どうやらノワールにも聞こえていたらしい。
「その様だな。一体どうしたものか...」
「魔物は子供が好物だからな...」
二人は帰路につきながら夜の巡回について話をする。
ここ最近は魔物による被害が減っているから安心していた。少し気が緩んでいたのもあるのか、子供達が夜の街へ抜け出しているとは思いもしなかった。
「今夜からは今まで以上に気を配らなければな。」
「だな。子供が死ぬのは見たくない。」
そう言ったノワールの瞳は遠くを見つめていた。
きっと彼の家族を奪った魔人を思い出しているのだろう。
「この街から魔物は一匹残らず滅してやろう。絶対に。」
二人の願いが一致した所で教会へとついた。
そして夜の巡回に向け二人は食事を済ませることにしたのであった。




