表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
花の葬送  作者: 朱音小夏


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

13/15

episode13

翌日、朝日が天へと昇った頃、ブランは教会にいた。

そして女神像へと祈りを捧げている。


「...ブラン、もう起きていたんだな。」


ブランは声のする方へと顔を向けた。


「ノワールか。おはよう。」

「おはよう。ブラン」


ノワールは身に親しんだシスター服に身を包んでいた。ブランはその姿を見ると嬉しそうに目を細める。


「やっぱりお前はその姿が一番いいな。なんだか背徳感も感じるしな。」

「このスケベ野郎...」

「ハハッ。悪い悪い。冗談だよ、冗談。」


そう言いつつもブランはノワールの腕を引き強く抱きしめた。


「女神様が見ているぞ?いいのか、神父様?」

「それはマズイな。」


そう言いながらもブランはノワールを離す気は無いらしく、逆に力を込めた。


「...おい...」


ノワールは少し焦りを感じた様子だが、ブランは気にしなかった。


「今は許してくれ。お前がいると言う幸せを噛み締めてんだ。」

「...仕方ないな...」


仕方ないと言いつつもノワールはブランの背へと腕を回した。そしてブランはノワールの頬へそっと手を添えると自分の方へと顔を向けさせ、そっと口づけた。


「...オレもお前の事言えないな。こんなことされて嬉しいなんて。」

「良いじゃねぇか。女神様もきっと祝福してくれるさ。なんてったってオレとお前だからな。」

「...たく。お前と来たら。」


二人は顔を見合わせ笑い合った。

そうしていると、外からいくつもの笑い声が聞こえてくる。


「子供達が来たみたいだな。」

「そうだな。...ミカエル起こしてくる。」

「あぁ。頼んだ。」


ブランは子供達を出迎えに教会の外へ。ノワールはミカエルを起こしに寝室へと向かった。

二人はそれぞれ子供達を迎える準備を始めながら、これから訪れる平和で幸せな日々に思いを馳せた。

そんな二人を女神像は神々しく見守っていた。

外では教会に咲く白い無数の花々が風にふかれ揺らいでいた。まるでこれからの未来へと祝福するかのように。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ