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第八話 ・・・
私はデジレ・テレジア。この世界の救世主。
魔王は主人公である聖女でしか倒せない。
それは主人公である聖女アンドレア・タリス・マッケンジーの事だ。
私がコードを書き換える前の。
以前のアンだ。
魔王は言った。
「聖女はもうこの世にいない」
なぜ。それを知っている。
「それは・・・」
「黙れ」
私は躊躇なくコードを使った。
倒せないなら倒せるようにすればいい。
私は世界を救う舞台装置。デジレ・テレジアだ。
魔王。もうお前しか私の存在意義を縛るものはない。
お前が消えれば私はただのデジレ・テレジアに戻れる。
これが終われば私はコードで全てを元に戻せる。
全てが元に戻るんだ！
「今すぐ死ね！」
・・・
・・・
・・・
世界が停止した。
ばぐ？
ふりーず？
私の中にある知識でその現象に当てはまるのは
ど、どうして、
聖女でないと倒せないって
そんな、
こんな理由が、なんで！
魔王が正常に倒せないとこうなるなら。
なら
もう一度コードを
