3 約束どおり5歳の儀式で【覚醒】しました。
【生活魔法】とは、種火・そよ風・重力・身体・温度(氷・熱)治癒・解呪・水たまり等があり、全て使える者は稀であり、【属性魔法】が使える者は更に少ないらしい。
女神アンは最後に「ところで前世の記憶継承・・名付けて【俺TUEE!】はそのまま転生で良いですね?」と言われたので・・
「60歳で母親のオッパイを吸うのはチョット・・それに糞尿垂れ流しも勘弁してください!」とお願いし【5歳の教会】まで記憶を封印してもらう事にしたのだった。
「最後に【容姿】なのですが【お任せ】でよろしいですか?」と聞く女神アンに、上機嫌だった俺はよく考えずに「おまかせします。」と、適当に答えた事を【後から】後悔することになるのだった。
「それでは行ってらっしゃい!」「ありがとう。スローライフを満喫するよ!」
++それからどうした++++
「あ・・記憶が戻った。」・・俺は<ボソリ>と【低く】つぶやいたはずだが・・俺の耳には【可愛い児童の声】が聞こえたのだった。
<スキルが【海藻】って?何> <シイ!可哀そうだから、ソッっとしておいてあげなさい。>
<ザワ~ザワ> <村長の息子なのに・・> <3男で良かったじゃないか。>
俺が今居る場所は【教会】の様な感じの、木造建築に白い漆喰が塗られている部屋だった。
学校の教室くらいだろうか・・ステンドグラスが無いのは【西洋】文化が花開いていないのか・・又は西洋では無いのだろうか?
俺はまず【自分の体】がどうなっているか心配だったので、<キョロキョロ>と、自分の体を見ていると・・
「シロップよ!落ち着きなさい。」と、司祭の様な服を着た男性に注意された。
同男性は「これにて、新5歳児に対する【魔法解放】の式典を終了する。」と告げ、ギャラリーは<パチ パチ>と、手を叩いて閉会を祝うのだった。
<ワイ ワイ> <ガヤ ガヤ> <ムシャ ムシャ> <グビ グビ>
子供と関係なく大人たちは酒を飲み、肴を口にして世間話に花を咲かせていた。
俺は教会?と思われる建築物を見回って【時代】【文化】【気候】を観察することにした。
「曲がった木を柱に~カヤ?いやバナナの皮か・・漆喰は白色だが、古い感じだなあ」と、一人事を言いながら<スリスリ>と壁を撫でている俺に、女性の声で・・「シロップ~こっちにきなさい」と言う。
俺は【初期高齢者】の記憶が覚醒済みのはずなのだが・・
「ハーイ!お母さん」と元気に大声で答え、部屋の中央に座っている母の元に走って行くのだった。
母親は黒目・黒髪・褐色肌の美人さんだったので・・俺は「女神ありがとう!良い仕事しているね!」と喜びを隠せず・・
<ガバッ>と【豊満な胸】にダイブ!したのだった。(幼児化していたからですよ!たぶん・・)
母親は「あらあら~甘えんぼさんねー」と、言いながら俺を抱擁した。
母の耳の周りの【エラ】の様な物は【大きく】【七色】に輝いており、それは【美人の条件】でもあった。
「俺の名前は【シロップ】だったな・・父親と、兄が2人。」そんな事を確認していた時だ~