２ 女神からチュートリアル（初期設定）を教えてもらいました。
「私は３女の【創造と光の女神：トルウワ】です。そして隣が【破壊と闇の女神：クワトロ】です。ドーパ姉が困った顔をするなんて面白・・心配なので見に来ました」と言うのだった。
４柱の女神に対しても、俺の意思は変わらず「南の島で平和に暮らしたい。貴族の居ない世界が良い」と要望したのだった。
しかし・・【女神アン】が諦めきれない様子で「それでは！スキルは【剣技】【極大魔法】とか・・」と、何が何でも【チート】を授けたい風だったので、俺が理由を聞くと・・
「実は【神々ギルド】からの通達で『転生者を裸で放り出さない』『必ずチート能力を与える』『面倒くさいからと言ってガチャをさせない』と指示があったので、守らない訳にはいかないのです。他に何か？欲しいのもはありませんか！」と言われたので・・
「では【海藻】を生み出す【チート能力】を下さい。」とお願いした俺であった。
「海草？・・マリンプランツですか・・」と言いながら【閻魔帳】の様な大型の本を＜パラパラ＞とめくる女神アンであったが・・
しばらく本を眺めていたかと思えば・・「あのう？【食べられない草】をどうするのでしょう？それに種類も大変多く、すべて召喚するとなると、魔力が枯渇するのではないかと心配で・・」と、言うのだった。
俺は女神が間違っている事に気がついたので「【海草】では無く【海藻】です。食べられる種類は１０種類程度です。」と答えた。
「わかりました。でも・・【チート】とは言い難いのでは？」と海藻を過小評価する女神に、
俺の中の【変なスイッチ】が入り・・
「何をおっしゃいます！人間の体を構成するビタミン・ミネラルは全種類！海藻だけでまかなえますし炭素・窒素・リンなどの成分もとれるのです。更に糊や漆喰になり、塩も取れるしアルコールだって【生成】可能なのです。」と長文で説明したのだ。
そんな俺の【健康講和】が何故か？女神に刺さったらしく・・
「つまり健康に良いし、病気も【治癒】可能なのですね！わかりました。私の加護も付けましょう。それと【ジョブ】も紐づけした方が良いですね！」と【治癒と水の女：アン】は承諾し・・
＜ブーン！カタカタ＞と、ステータス？をイジルのだった。
「戦いと火の女神である俺、女神ドーパからも【加護】をやろうじゃないか！」
「創造と光の女神トルワの加護【錬金】を付けましょう。体に良い成分を【分離】【抽出】が出来ますよ。」と言う。
「・・・・・。・・・！・・」破壊と闇の女神は人見知り？なのか、聞き取れなかったのでトルワ神が「破壊と闇の女神クワトロからも、大量に生成した海藻が腐ってしまわない様に【収納】の加護を与えるそうです。」と言ってくれた。
結果として・・【言語文字 F】【鑑定 F】【魔法F】【錬金 F】【海藻（可食）F】【収納 F】【索敵 F】を得ることとなった。
なお、【魔法】【ジョブ】【スキル】【加護】については、早くとも【5歳】にならないと、体が付いていかないらしく、通常は村の教会で【解放】するらしい。
