魔街
魔界に来てから、約一年が過ぎた。
今まで俺は、自由に生活していた、、、
城の中で。
城の外に出た事が無いのだ。
ここにくる時も、直接城に来たから、外を見た事が無いのだ。
あと、ここの飯正直にいうと、美味しいが、見た目がやばい。
最初見た時は吐き気がした。
オークみたいな、なんかのの丸焼きが出たり、なんかの尻尾があったり色々あったが、全部俺の好みの味だった為、慣れた。
今度クレビスに会う時、外に出て良いか聞いてみるか。
多分今日はいるだろう。
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廊下を歩いていると、ヴァールが居た。
暇そうだったので、
「クレビスさんって今いますかね?ちょっと話があるんですけど」
と聞くと、
「あぁ、居るぞ。いつもの場所にな。」
いつもの場所とは、中庭の大樹の一1番上の所の事だ。
暇な時はいつもそこで寝てる。
そういや、クレビスの子供っぽい見た目はいつも通りで、転生者を送り込む時とか、他の神と会う時だけ、大人になるらしい。
居た居た。
ぐっすり寝ている。
「クレビスさーん、起きてくださーい」
「あとちょっとだけぇ...寝かせてぇ...」
中身まで子供かよ。
こういう時は適当な魔法を撃つと起きるらしい。
魔力弾でも撃つか。
「敵か!?」
「俺ですよクレビスさん」
やっぱり凄ぇわ。
魔力弾を撃った瞬間、起きて避けた。
「なんじゃ、ツクネか。妾になんの用じゃ」
「外に出たいです。この城から出たいです」
「うーむ、外は危険じゃからのう、この前は部下が暗殺されかけておった。あ、そうじゃ、ヴァールと一緒なら良いぞ。あいつも今は暇じゃろ」
暗殺!?
そんな事があんのか。
1人で勝手に出なくて良かったぁ。
よし、早速行く準備するぞ。
って、金とか何も持ってなかったわ。
一応、服は貰ってたからそれで行くか。
ヴァールを連れて行って、城の門を開ける。
ヴァールによると、城の外の街は魔街と言って、前世の東京と同じぐらい賑わっているらしい。
楽しみである。
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扉を開けると、そこには何も無かった。
いや、広大な青紫の空が広がっていた。
いつも通りの空が。
てか、この城浮いてない?
「あぁ、言ってなかったな、この城は浮いていて、この橋を渡らないと行き来できないんだ」
橋の先を見てみると、街があった。
東京みたいな景色では無いが、それほどの賑わいを見せている。
「ちょっと怖いんですけど、大丈夫ですかね」
「大丈夫だ、ここには結界があって、それで風を防いでいる」
なら安心だ。
俺達は橋を歩く。
しかし大体1kmぐらいの長さの橋を渡るのは、精神的にきつい。
大体15分ぐらいだったか、ずっと脚をガタガタさせながら歩いていた。
ヴァールにも心配され、それほど怖がたっていたのだろう。
しかし、もう街に着いたのだ。
存分に楽しむぞ!!




