天災の魔女?
天災の魔女ガレンが仲間に加わった。
「あれって本当に魔女の一人なのか?」
「分かんない、僕もそこら辺は知らないから」
このガレンとやらは信用出来ないから常に警戒しないと行けないのが辛いところだ。
ガレンがこそこそと話しているこちらの様子を見ている。
なにを考えているのか、全く分からない。
急に襲いかかってこないよな、寝るときとか。
今向かっている場所は中都市シラエルだ。
そこは剣王のグレイドというやつが生まれた場所らしい。
「君たちさっき戦ってたみたいだけど、どれくらい強いの?」
俺とアレスはそんなこと言われても分からんな、という顔をして黙っている。
「僕達自分の強さとか測ってないから分かんないな」
「そうか」
多分コイツは俺達の実力をわかっている。
俺の中でコイツが上で俺が下という恐怖感がある。
きっといつでも俺達を殺せるのだろう。そんな気がする。
--
辺りがすっかり眠くなっている。
野宿できる場所を探さないとな。
ちょっとした山の空洞を見つけて、寝ようとする。
信用の無い奴といると寝れないと思ったが、いつの間にかすっかり寝ていた。
「おーい、ツクネ……だよね? 聞こえるかー?」
誰だよ、人が寝てる最中に起こそうとするやつは。寝かせてくれ。
「あんたは今夢の中にいんの、早く目を開きなさい」
強制的に開けさせられた。
目の前には……誰も居ないな。
ここは何処だ? 真っ白くて何もない。
「だれか、居るのか?」
……
気のせいか?人の声が聞こえた気がしたが。
「気のせいじゃないよ」
声だけが聞こえる……夢の中だからか?
「初めまして、私はある神の使いだよ」
神の使い……魔神とかじゃないよなぁ?
「まあ神の使いって言っても私死んでるんだけど」
どう言うことだ?
「つまり、肉体は無くなってて、今こんな感じで魂だけが残ってるってこと。神の力でこうなってるの」
そんなことが出来る神が居たのか、凄いな。
ところで、名前はなんだ?
「名前はソウリアだよ」
何のために俺の夢の中に来た?
まさか、何か企んでるのか?
「そういう訳じゃないよ、ただ君に興味を持っただけだ」
興味を持った?
「うん。ちょっと面白そうだからね、君のこれからが」
「あ、今起きたら面白いと思うよ。どうする?」
どう言うことだ?
まあ取り敢えず起こしてくれ。
っ!
起きた、さっきのは何だったんだ。
ガレンが起きてるな……なんかめっちゃ手に血付いてるんだけど。怖い怖い。
俺はすかさず魔刃を撃とうとした。
「待って、ゴブリンを殺っただけだから」
空洞の入り口の奥にはゴブリンの生首とかが落ちている。
ちょっとというか、かなりグロいが少し慣れてしまったのか平常心を保っている。
「じゃあ、もう寝ていいですか」
「寝ていいかって、そんなこと聞かれても困るな」
当たり前か、何動揺してるんだ俺。
でも少しだけコイツへの信用度は上がった。
てか、面白ことってなんだよ、全くじゃねぇか。
良く分からないな、俺以外の奴ら全員。




