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無の魔力の転生者  作者: 泣神
一章 幼少期編
1/25

転生

 俺は死んだ。 いや、死にかけている。

 理由? 

 簡単だ、トラックに轢かれた。

 ただそれだけの事だ。

 さらに細かいことを言えば、轢かれそうになったガキに突っ込んだだけだな。


 頭から血が流れ、アスファルトの道路を赤く染め、大粒の雨と血の池を作る。

 痛みは感じないが、

意識が朦朧としている。


 救急車が来た。

 救急隊員が俺に向かってパクパクと口を動かす。

 なんて言っているのかわからない。

 目に見えるもの全てがふわふわとしている。

 担架に乗せられ、救急車に乗せられる。

 しかし、そこで俺の意識は無くなった。

 俺の人生はここで終わりなのか。




 気付けば俺は、暗いような明るいような、色を感じられない部屋に居た。


「来たわね」


 目の前には、ツノの生えたダークな感じの服を着た女がいた。

 可愛いが、クールな感じがする、こういう系俺は好きだぞ。


 しかし誰だ、いや、こういう展開は神様か女神様が能力をくれて、異世界で無双するという展開に決まっている


「私は7大神の一人、邪神グレーア・クレビスよ。貴方は、こっちの世界で生まれ変わってもらうわ。貴方の世界では、転生って言うのでしたね」


 邪神?7大神?なんだ、意味不明だ。

 転生と言うのなら何か能力があるのでは?


「あと、転生させるときに何か与えるのがルールなのだけれど、今までの子は魔族に転生させたり、魔力を封じさせたり、腕を片方使えなくしたりさせたけど正直飽きたのよね」


「で、俺にはなにを与えるんだ?」


「貴方には、無の魔力を与えることにします、久しぶりに面白いものが見れそうなのでね」


「無の魔力?それはどういう事だ?」


「無の魔力は無の魔力です。使い方は貴方次第ですね。あ、それと貴方に試練を与えます。貴方は、神になれるように頑張りなさい」


 そう言って邪神グレーア・クレビスとやらは消えた。


 使い方次第か。

 神になれるよう頑張りなさいって、どう言う意味だ?

 神ってなれるもんなのか、なれるとしても難しいことだろう。

 転生ってことは赤ちゃんからやり直しか。

 いつ産まれるのだろうか。



---



 いつの間にか俺はベッドの上で寝ていた。

 手を伸ばすとそこには、小石ほどの小さい手があった。

 つまり、産まれたって事か。

 しかし、その時の記憶がない、そんなものなのか。

 急に泣きそうになってきた。

 腹が減ったのだ。


「おんぎゃー!おんぎゃー!」


 俺が泣くと、母親らしき人物が来た。

 おしめではないことを察すると胸を出し、俺に吸わせた。

 でかい。

 が、そんなに興奮しない、むしろ虚しいな。

 こんな精神年齢になって親の乳を飲むなんて。

 まぁ、そんなもんか。

 女が部屋から出て行くと、喘ぎ声が聞こえた。

 なんだ、今は子供の準備中か。

 邪魔してすまんな。

 じゃなくて、普通産んだ後はそんな事しないやろ普通。

 馬鹿なのかここの親。


 少し起き上がると、窓から外が見えた。

 そこにはザ、田舎って感じの景色があった。

 畑と木の家があるだけのド田舎だ。

 地球には無いような景色だ。

 やっぱりここは異世界か。

 今から、俺の人生が始まるのだ。

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