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見知らぬ世界

ハッとして目を覚ますとそこは豪華絢爛なベッドの上だった。

輝く水面が描かれた水色の天井に、金色の薄いカーテンのような布がかかっている。

自分が寝転がっている地面は雲のようなふかふかさで、いくらするのかと思う程大きなクッションが妖精の髪の如き金色の糸の刺繍を纏わせ、朝日を跳ね返す。


「ここは…どこ?」


小さい頃に読んだ絵本のお姫様が寝ているようなベッドの上だということはなんとか理解したが、全く見覚えがない。

大の字で寝っ転がっていた事に気がつき、上半身を起き上がらせた。

ベッドの支柱には金で蔦が彫られており、あれだけで車一台は買える値段がしそうだ。


えぇっと。

まず私は何をしたんだっけ……?


頑張って思い出そうと悪戦苦闘する。


「あぁ、そうだ。帰り道の電車で追加で1000円課金したにも関わらず、推しの誕生日限定SSRが当たらなかったんだ。」


それを思い出したところで再びあのショックが再来する。

そのため、ドアを叩かれるノックの音にも気がつかなかった。


「リリィ〜っ!!」


大きなドアからぴょこんと飛び出したその顔に私は文字通り飛び上がった。


「うわぁっ!?」


私がこんなにも飛び上がった理由は3つある。


一つ目 オバケなど心霊的なものかと思った。


二つ目 自分のゲーム内で使用しているHN(ハンドルネーム)を知っていることへの恐怖感。


三つ目 自分が先程まで唸り声を上げていた原因であるゲームに出てくるキャラにそっくりだった為。


まぁ、主に一つ目なんだけどね……


私がそんなことを脳内解説している間、金髪の青年は腹を抱えて笑っている。


「やっぱり僕の許嫁は可愛いなぁ…」


彼はお伽話に出てくる王子のようなスマイルを浮かべてそう当たり前のように言い放つ。


「い、」


自分の口から引き攣った様な声が漏れる。


「い?」


金髪の彼はこてんと頭を傾け、微笑んだ。


「許嫁ぇぇえええ!!!???」


この部屋は自分のボロアパートよりもえらく広い。響き渡る声を聞いてそんな間抜けな事を考えていた。

えええええええ!?

なんか30PVいきそうなんですけど!?

流石なろう…快挙!快挙でございます!!

と、いうことでこれから頑張っていきますのでよろしくお願いします!

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