プロローグ
初めましての方はよろしくです!
Creamでござる!
学校で垢バレして幾年月……。
流石にもう熱も冷めただろうと思い、執筆再開する事に決定致しました!(フラグ)
今回の話は異世界物……というよりは転生しちゃった系乙ゲー物ですw
個人的には乙ゲー初心者なので多分こんな感じかなぁとたくさんのイケメン(?)がイケメン台詞(?)を吐いております。
気持ち悪いかもしれません。多分。結構な割合で。
元々そんなに小説書くのが上手いって訳でもないので生暖かく、優しい眼差しでお読みください(土下座)
––––薄暗さが心地良い黄昏時。
スマホを見つつ、悪態をつく女性が一人。
薄暗さのせいで顔はよく見えないが、スマホの点滅した光にうつしだされる表情からは全くもって良い印象は受けない。
「あ"ー!!もう!」
大きめの声という訳では無いが、誰も歩いていない小道のためボソボソとした独り言がこっちまで聞こえて来る。
「なんで出ないのよ!推しの誕生日フェス限SSR!!課金12000円も使ったのにっ!!!」
どうやら彼女はソーシャルゲームに大金を費やしているようだ。
「もう破産だよぉ……」
彼女は頭を押さえ、苦悩の表情を浮かべた後、ふらふらとした足取りのまま、また課金のボタンを怒りに任せて連打する。
「いたっ」
スマホに集中していたからか、小さな段差につまずいてしまい、転んでしまった。幸い出血はないようだがヒールで足を挫いたらしい。
「ハァ……運最悪っ。」
大通りに出る瞬間、捨て台詞のように彼女が吐き捨てるように呟いた。
そんな彼女に横から一筋のスポットライトが当たる。
ハッとして光の方向を見るが、もう遅い。
「っ……!?」
慌てて避けようと走った、その瞬間足首が痛んだ。
もつれた右足が左足に絡む。
「ぇ……。」
「危ねぇっ……!」
耳をつん裂くようなクラクションの音と真っ白になる視界。
トラックの運転手の声が聞こえた気がする。
辺りから悲鳴が聞こえた。
体が宙に浮いた気がする。
後ろに居たカップルは無事だったか……?
そういやさっき男の子が前に居たよな……
それよりも……。
飛んで行くスマホを慌てて庇おうとした。
それが彼女の最後の記憶。