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王様の厄日「謁見」

次の日の午前中は自由行動とした。私はジンジャーさんと行動を共にし街の説明を受けた。私が入る学校の場所やまだ受け付けているかどうかなど。そして、国の直営の銀行など・・・


「アルビオン王国の銀行は先に言った通り国王家が直営で営業しているんだ。そして、国王の銀行は他の国の国王や侯爵や伯爵の資産を預かっている。商人にしてもそれなりに力のある商人、豪商と呼ばれる有力商人が入れるんだ。銀行の中の銀行で取引が出来るという事はそれだけで商人の信用となる。中小の商人は相手にもしてもらえないんだよ。」


ジンジャーさんと笑って会話した。


「そういえば今日の謁見は何か作戦はあるのか?」


「ん~どうでしょうね。当たって砕けろでしょうね。」

「ここの国王は魔獣が欲しいんでしょうね。おそらくですが。だからジンジャーさん達はロブリューと一緒に来て下さい。私はウェンディで空から行きます。欲しい人から見れば効果ばっちりですよね!」

「国王陛下と会話をしてから真意を探ってから方向性を決めます。」

「後は生きて帰れるように気を付けます!あははは・・・!!」


その後ジンジャーさんと一端別れウェンディとロブリューの元に来た、大量の食事を空間収納に入れて。そして水と共に与えスキンシップを取った。倉庫から外に出しヌクヌクしていると人の目を集める。私がヌクヌクしていると私より小さい子供が駆け寄って来た。そしてウェンディの羽毛の中に手を入れてモフモフする。一人がやると皆が群がって来る。子供が引っ張っても叩いてもよじ登ってもウェンディとロブリューにとってはどうと言う事はないのでそのままにしている。まぁ・・・子供が変な事しない限りは怪我もしないだろう。怪我しても私が治せばよい。

遠くでその親が青い顔をしている。

自己責任っと言う方針な私。なので私には特にやる事もないのでそのままにしていた。


・・・・


・・・・・・


・・・・・・・・


昼食は各人自由に食べたい物をっという事で私はこの国で何年も居る事になるんで柔らかいパンとミルクティーの簡素な物で済ませた。そしてしばらくして謁見組が集まって来た。


「よろしくお願いします。」


私がそう言うとステラさんが笑顔で返した。


「いいっていいって。なんか楽しい事起こりそうじゃん?サイレンちゃんいるとトラブルも楽しいイベントだから!」


皆がうんうんと頷いた。サロマさんが続いて喋る。


「サイレンちゃんと居ると身の危険を感じないのが大きいね。」


皆は笑っている。


「それでは予定通りに。」


私はロブリューについて行くように伝えた。

(ロブリュー、お願いね!)


ロブリューは手を上げて答えてくれた。同じ人型の魔獣だと意思の疎通が分かりやすくてありがたい。

私はしばらく待機してからウェンディに跨りに城に行くように伝えた。

(ここの城に向かって!)


「クアーーー!!」


っと言う鳴き声と共に地面を蹴り上げ羽ばたく!上昇が早い!すぐに城の頂上付近の高さになる。

すぐに滑るように滑空して行く!あっという間に城が目の前に迫る。私は城を2周するように伝えここの王様にインパクトを与える。

(王様は必ず見ている。)

そう思い、降りる所を探す。


--------


「ジンジャーさん、あの女の子はどこにいる?」


ジグー大臣がジンジャーさんに問い詰めた。ジンジャーさんは斜め上から滑空して降りてくる私を見て言う。


「あの子なら・・・今、来ました。」


作戦を知っているジンジャーさんと他のメンバーは涼しい顔で見ている。ライラさんとステラさんは髪が羽ばたいた風で乱れないように頭を押さえている。

大臣や護衛の騎士は急に現れた巨大なガルーダに腰を抜かしている。

私はウェンディから降りて尻もちをついている大臣に跪いて・・・


「ジグー大臣、今日はお招き頂きありがとうございます。」


「ご苦労である。」


そう言って立ち上がって言葉を続けた。私の一連の流れを見ている謁見組はの5人は真面目な顔をしているが内心ニヤニヤしているに違いない。ブローさんとステラさんは後ろを向いている。笑いが堪え切れないみたい。


「お前達はこれから国王陛下に謁見して貰う。話しの内容は薄々わかっているだろうが国王陛下の機嫌を損ねる事が無い事を願う。」

「それではご案内致す。」


そして、私達はジグー大臣に連れられて城のゲストルームに通された。


「国王殿下の用意が出来たらご案内致すので暫しお待ちくだされ。」


私達6人は待合室に通され少し待たされるようだ。

私は探知探索の魔法を城全体に掛けた。

城の全体像と中にいる人を把握しないといけない。暫く黙っていたのでボケーっとしてるように見えるみたいだ。一緒に来ていた5人は不思議そうに私を見ている。


「それでは行きましょう。」


人の流れを私だけが把握していたのでそう言った。5人が私を見た瞬間、大きな扉が開き・・・


「お待たせしました。」


「「「「「えぇ!」」」」」


「「「「「いえ・・・・」」」」」


私は満面な笑みで促した。


「さぁ、行きましょう!」


迎えに来たのはこの国の護衛の騎士のようで隠してはあるが右腕を怪我している。

案内されている時に私は悪戯で話し掛けた。


「右腕、怪我されているんですか?気を付けないとだめですよ。」


そう言ったら護衛の騎士は右腕の怪我した箇所を押さえた。

私を見る目が恐ろしい物を見たっという目であった。


「ふふふ~ん♪」


私は鼻歌を歌う。そして私の顔を凝視していた護衛の騎士に問いかけた。


「どうかなさいました?」


「い・・・いえ・・・こちらです・・・。」


5人は私がまた何かやったと思ったんだろう。冷静そのものだ。まぁ・・・実際にやったんだけどね。


そして、暫く歩いて大きな扉の前に立ち護衛の騎士は私達に言った。


「この先に国王殿下が居ます。くれぐれも無礼が無いように。」


そして、大きい扉が開いた。




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