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文々。通信  作者: 妖じい
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無償害虫駆除の少女Gに詐欺の疑い

第二千十六季 皐月の七

 同月の24日、以前同紙で取り上げた少女Gに詐欺の疑い並びに妖怪ではないか、との疑いが人間の里でまことしやかに噂されている。少女Gとは人間の里で無償の害虫駆除を行い、一躍時のヒト…もとい妖怪?となった者のことである。少女Gの害虫駆除の様子を見たヒトから話しを聞くことができた。

 Aさん「あのね、おうちでおるすばんしてたらね、おっきい●キブリのおねぇちゃんがきたの。ママはいないって言ったらまほうを見せるから見てて、って。言うとおりに見てたらね、すごいいっぱいの虫さんがゴ●ブリのおねぇちゃんにあつまってきたの。わたしがキモいって言ったらゴキ●リのおねぇちゃんちょっとないてた。わたしがゴメンねって言ったらいいよって言ってくれたの。寺子屋でみんなにゴキブ●のおねぇちゃんのこと言ったらみんながそれ妖怪だって、しんぶんにゴキブリのおねぇちゃんがのっててへんなことが書いてあったもんって言うんだ。ちがうよね、○○○のおねぇちゃん」と、当時の状況を詳しく説明してくれた。これが事実ならば無償という名目で力を蓄えていたと判断して間違いなさそうだ。

 私は少女Gに直撃インタビューを行うも、「あんたのせいなんだからね!!」と一方的に暴言を吐き捨てられ足早に去って行った。

Aさんは何者なんですかねぇ。わたしの正体を見破ったうえで恐れていない様子だったんですよ。

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