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文々。通信  作者: 妖じい
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橋姫川へ転落軽傷 ノイローゼに

第二千十六季 皐月の四

 同月22日の午後9時頃、地上と地下とを結ぶ橋の橋姫、水橋パルスィさんが橋から川へ転落していたところを地底の住人が発見した。頭に軽い傷を負っていたものの命に別状はない。第一発見者がパルスィさんに何が起きたのか尋ねるも、歯切りが悪くうわ言のように「…誰も来ないわ………私どうしてこんな誰も通らない橋の女神なんかやってるのかしらね…………妬ましいわね……淋しいわね……」と繰り返しブツブツ呟き続けていたそうだ。地底の医者は軽いノイローゼと診断。しかし橋姫の彼女に休息できる住まいは無く、煙たがれる性格のうえにノイローゼとダブルパンチだ。引き取り手は見つからず、敢え無く橋へ戻ることとなった。世間の冷たさを久しぶりに垣間見た瞬間であった。

 橋へ到着した後も調子は悪く、橋の下で膝を抱えて座った。もう収穫はないと判断し、地上へ戻るためその場を飛び立った。不意に橋姫のほうを振り向くと、私がさっきまでいたところへ金髪の鬼が駆け寄っていたのだった。

わたしの判断がもう少し遅ければ上司と鉢合わせするとこでした、恐い恐い。

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