八雲紫観察日誌(随時更新)
映:よいですか博麗霊夢? 今日からこの日誌に八雲紫の行動を記録するのですよ? 書き方はあなたにお任せします。良い機会ですからこの際のんびりしてみては如何でしょうか。
●水無月の一日目
あさごはんそうじひるごはんおはらいよるごはんねた
映:あなたに託した私が愚かでした。任せると伝えはしましたがあまりにも酷かったので驚きましたよ。次提出した時も手を抜いていたら、私が幻想郷へ降りた時に説教を言いに、博麗神社にあがらせて頂きますので、その覚悟で。
●水無月の二日目
まずは朝ご飯ね。朝には弱いのか、きのうといいねむたそうにしながら朝ご飯を食べてたわね。そういえばきのう仕事をやらせようとした時に、妖怪が神聖な巫女服を着るのもどうかと思ったから着物を生み出してそれを着てもらってるわよ。朝ご飯が食べおわったら神社のそうじをしてもらったわよ。わたしはひまだったから昼ねをしてたんだけど、気がついたら顔に落書きされてたわね。もみ上げのかみどめがなくなってたからさがしてみたら、まな板の上におきっぱなしにしてたしおづけのきゅうりをかみどめが包んであったのよ……きゅうり2本に1つずつ。きっと落書きはあいつらのしわざね。かみどめの方は何だかあくいをかんじるから紫かしら? あいつは知らないって言ってたけど。いつの間にか境内のはきそうじが終わってたからちょっとおそめの昼ご飯を食べて、その後は博麗神社で儀式をして、夜ご飯を食べてねたって感じね。あと一つ、あんたが書く文字ってむずかしくて読めないのよ。紫に読んでもらってるんだけど、あいつに見られると都合が悪いことも書かなきゃいけない時だってこの先あるかもしれないでしょ? わたしにも読めるようにむずかしい文字はひらがなで書いといてよ。
映:本来であればこの十四日間で文字の勉学にはげみなさいと言うべきところですが、今回の一件はあなたに落ち度はないので良しとしましょう。
八雲紫にはそのまま着物を着ていてもらいましょう。だいだいてきに記事にもとり上げたことですし、それを見た者はさっするハズです。じじょうを知らない者はせいぜい妖精ぐらいのものでしょう。
かみどめと落書きの件はあなたのほうでかいけつするのですよ。イタズラていどで私が出向いていたらきりがありませんからね。私が書いた文字で分からないところはありましたか?
●水無月の三日目
今日もきのうとほとんど同じだったわ。ちがうのはイタズラがなかったことと、お昼ご飯の後に寺子屋の見廻りをしてもらったことぐらいね。あいつわたしよりも子ども達にしたわれてたわね。あんたの文字は読めたわよ。




