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文々。通信  作者: 妖じい
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話題沸騰 外の世界のおとぎ話朗読会

第二千十六季 皐月の十五

 同月の28日。依然としてブームが留まることを知らない『アイス・バケツ・チャレンジ』。それに引き続き、またしても守矢神社の現人神である東風谷早苗が持ち出したある発案から注目を集めているものがある。貸本屋 "鈴奈庵" の店番をしている本居小鈴さんによる朗読会、『外の世界のおとぎ話』である。だいたい1ヶ月ほど前から始めていたそうだ。もともと小鈴さんによる朗読会は、本が買えない子供たちのために人間の里で細々と行っていたのが始まりだった。早苗と親交を持つようになってから外の世界で有名なおとぎ話をいくつか聞いた後、衝撃を受けたおとぎ話を人里の子供たちに話をして注目を浴びるようになっていったそうだ。

 以下が小鈴さんがオススメする外の世界のおとぎ話だ。


『桃太郎』

『わらしべ長者』

『一寸法師』

『かぐや姫』

『一休さん』


 小鈴さん曰く、「外の世界のおとぎ話ってすっごく不思議なんです。登場人物が人に限らず無機物なものだったり。それに表現の仕方がすごく繊細なんですよ。しかも幻想郷にいる人をモデルにしたようなお話がいくつかあったりするんです、面白いですよね」と語った。

 朗読会は日に日にヒトが増え、今では小さな子供からお年寄りまで幅広いヒトたちから支持を集めている。人気が出たからお金を取るようなことはせず、無料で朗読会を続けていることは言うまでもない。朗読会を行っている場所は【人間の里 鈴奈庵店前からまっすぐ西へ500m行った広場】気になる方はぜひ足を運んでくださいとのこと。

わたしが外の世界で好きなおとぎ話は『とんびとカラス』ですね。とんびの妖怪が飛んでたらわたしの気が済むまで向かい風の刑に処します。

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