これが俺のニコポだ!
俺は死んだ。
それは、ただの事実だ。
「それで、状況は理解できたかい?」
「あぁ、要するに凄い力をもらって新しい世界で生きていけって事だろ?」
「そのとうり。
君は物分りがいいね。こちらとしても楽で助かるよ」
ちなみに、他にも似たような存在はいるらしい。
数は人間が作った桁じゃ表せないような人数がいるらしいけど、そもそも世界の数がその数不可思議倍ぐらいあるらしいので会う事はまず無いそうだ。
「で、望みは決まったかい?」
「いや……
そもそもどんな世界に転生するんだ?」
「素晴らしい、そのことにも気づけたか」
?何を言っているのだろうか
「実はね、基本的に君たちのような転生させる存在は、チート転生系の二次創作とかを読んでいる人間に限られているんだよ。
だから、転生できると説明したら『お前が殺したんだろ!』って叫びながら殴りかかってきたり、『転生チートオリシュキター』とか言って戦闘系の能力ばかり希望して平和な世界で迫害されたりしてね。
本当に馬鹿ばっかりでうんざりしてたのさ」
色々といいたい事はあるが、とりあえず黙っておこう。なんかちょっと間違ったらゲームオーバーになりそうだし……
「それで、君の転生世界だっけ?
え~と…これだ、LL-320851世界。君にもわかるように言うなら学園ラブコメ風の世界だね」
「学園ラブコメ……」
剣と魔法のファンタジー世界とかで熱いバトルとかしたかったのに……
「わかりました。
じゃあ、優れた容姿と頭脳と肉体、あとニコポとナデポをもらえますか?」
まぁ、学園ラブコメ風なんだったら美女や美少女といちゃいちゃすればいいか。
「うん?可能だよ。ただし、一度決めたらもう変えられないけど本当にいいのかい?」
「はい、お願いします」
「わかった。
じゃあ、良い来世を」
そして俺は生まれ変わった。
ドンッ!ドンッ!ドンッ!
どうしてこうなった……
「ねぇ、どうして開けてくれないの?
君に害のあるゴミはみんな、み~んなかたずけたよ?
もう、何も怖いものなんて無いんだよ?
だから開けてよ。私たちを邪魔するものなんて無い、これからはずっと一緒にいられるんだよ?
嬉しいでしょ?嬉しいよね?だって大好きな私とずっと一緒にいられるんだもん」
「嬉しくない!お前なんか好きじゃない!帰ってくれ!俺の前に出てくるな!」
「なに…言ってるの……
嘘…だよね?
私のことが嫌いなんて…嘘だよね?
私がいくら君の事を愛してるからって、言っていい事と悪い事があるんだよ?
今なら許してあげる…だから早くあやまって」
あいつの声が震えていた。きっと、相当なショックだったのだろう。でも、ここではっきりと言わないと俺は……
「嫌いだ。お前の声も匂いも容姿も、全てがずっと嫌いだった。
だから…もう、俺に関わるな」
言った。言ってやった!これであいつも諦めてくれるはず!
「そう……
わかった」
………
……
…
行ったか?
これで俺はようやく自由になれるのか……
それにしても腹がへったな、飯でも買ってくるか。
もうあいつはいないはずだしっ!
「仕方ないよね」
何で…こいつがまだここに?
「だって、君はあのゴミたちに汚されちゃったんだから……」
?何を言って……
「安心して、私がすぐにきれいにしてあげるから」
きれいに?わけがっ!
「ちょっとだけ痛いの我慢してね」
まてっ!そんな事されたら死
ニコポの詳細設定
ニコポ持ちの笑顔を見ると年齢、性別、種族問わずに恋愛的な意味での高感度が無条件でMAXになります。
あくまで、好きになるだけなので、独占欲が強い人などがヤンデレになったりする可能性が非常に高くなります。
ニコポを利用して人を操ったりは出来ません。
あくまで、好きで好きでたまらないって状態にするだけです。
ご利用は計画的に
あと、どうでもいいもうひとつ考えたニコポの設定
能力を与える側がニコポを知らなくてもらう側がニコってしてぽってなるんだよ!って説明した場合
ニコポ持ちの笑顔を見るとみた人間の体温が上がる。
それだけ
個人的には二個目のほうがニコポとして正しい気もするけど……
まぁ、どうでもいいことですね