登場人物紹介
◆M.A.サイド
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志藤 悠真
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平和主義で穏やかな大学生。その体質は「女性に強烈な独占欲を抱かせる特殊フェロモン」を持つ世界の抑止力であり、ミストに命を狙われる。当初はメイドの秘密に戸惑い、優柔不断な面もあったが、彼女たちの愛と犠牲を目の当たりにし、覚醒。愛するメイドたちを護るため、支配力(テイム能力)を操る真のヒーローへと成長する。彼の優しさは、メイドたちの愛を最強の力へと変えるトリガーである。
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ルナ(月見 瑠奈)
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バレット隊の司令塔であり狙撃手。銀髪ロング、モノクルが特徴。常に理性と任務を最優先する冷徹なメイド長だが、悠真への愛(独占欲)も強く、その感情と使命の板挟みに苦悩する。彼女の愛は、他のメイドたちの感情の揺れを抑止力安定のセンサーとして利用するという孤独な使命として昇華される。対結界戦術特化ライフル『ホーリー・シェル』を操る。
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アリス(有栖川 亜莉子)
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バレット隊の突撃隊長。悠真の「公認の恋人役」として潜伏していたが、その愛は任務を超えた本物。情熱的な愛の独占欲を爆発させ、双剣と超高速体術を駆使して戦う。ルナや他のメイドたちへの牽制も欠かさないが、最終決戦で真の愛を告白し、悠真の「本物の恋人」となる。その愛の衝動は、戦闘での非合理的な突破力となる。
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クロエ(黒江 知恵)
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バレット隊の情報分析官。黒髪ミディアムボブ、メガネが特徴。悠真の特殊フェロモンを研究対象として分析・接触する「理性のメイド」。感情的なノイズを嫌うが、悠真への独占欲は「知的パートナー」としての地位確立に向けられる。情報戦では女王としてドローンやハッキングを駆使し、冷静なデータこそが最強の盾だと証明する。
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ソフィア(ソフィア・ローレンス)
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バレット隊の防御・重火器戦担当。金髪ポニーテールでグラマラスな体型を持つ。普段は常連客として潜伏し、母性的な包容力で悠真を癒やす。彼女の防御は「母性の愛」によるアルカナ・シールドであり、悠真の孤独に共感し包み込むことを使命とする。最終決戦後、心のバリアを解き、以前のような優しさを取り戻す。
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メイ(佐倉 芽衣)
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バレット隊の機動戦担当。黒髪ツインテール、小柄な体躯のツンデレメイド。悠真にはデレが優勢で、後輩の特権を振りかざして独占しようとする。超高速体術と二丁SMGを得意とするが、その真の能力は「影の支援」と「量子ジャミング」。重傷を負いながらも、悠真への愛をトリガーに復活し、最終決戦を支えた「影の愛」のヒロイン。
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ララ
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正規メイド隊からの派遣。医療・回復支援担当。感情を排除した論理的な思考を持つ「理性の塊」だったが、悠真の優しさに触れ、その愛を「任務の効率性を最大化する」という論理的な結論で受け入れる。回復能力はバレット隊の戦線維持に不可欠。番外編ではファンシーショップに立ち寄るなど、人間的な感情の萌芽を見せる。
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アベル
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正規メイド隊からの派遣。対魔力特化の防御補佐担当。銀色の短髪で、一切の感情の揺れを見せない理知的なメイド。ソフィアの防御特化の役割を引き継ぎ、彼女の献身的な愛に触れてからは「ソフィア姉さま」を慕うほどの忠実な部下へと心境が変化。理知的な忠誠心と物理的な堅牢さをもって悠真を護る。
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エレノア・グローバー
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M.A.総帥。ミストの穏健派から離反し、M.A.を設立した高貴な女性。立場上、悠真との接触が許されず、メイドたちへの「格上の高貴な嫉妬」を抱く。政治的な根回しを得意とする冷徹な戦略家であり、最終決戦ではミスト協力国の情報リークという政治的王手を仕掛け、M.A.を勝利へと導いた。
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セバスチャン・グレイ
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M.A.実戦指揮官。完璧な燕尾服を纏った執事。戦闘ではメイド隊に的確な指示を出し、エレノアを補佐する。M.A.とミストの真の起源を知る数少ない人物であり、悠真に「古代の血統」の重い使命を伝える。最終決戦では、ミスト内戦の混沌を最大限に利用する冷徹な判断を下した。
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ベアトリス
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エンジェル・ガード(鉄壁の秘書)。光波ブレードを駆使する隊長格。常に理性的な忠誠心を優先し、感情的な独占欲を持つバレット隊に厳しい警告を与える。最終決戦では、マヤの残党を冷徹に制圧し、戦闘収束に貢献した。
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オリヴィア
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エンジェル・ガード(影の護衛)。ルナの狙撃の師。漆黒のロングコートと電磁投射砲『アーク・ホープ』を操る。遠距離からの火力支援を担当し、ルナに「愛を貫く覚悟」を説く。ルナの対結界戦術の会得をサポートし、最終決戦では竜人の制御点を狙い、M.A.の優位を確立した。
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イヴ
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エンジェル・ガード(理系オタク)。EMP発生装置やジャミング技術を駆使する電子戦のプロ。クロエの師匠。データや科学的興味を優先する理知的なサイボーグ。最終決戦では、ヴァイスの電子戦を封じ、情報戦の優位を確立した。
◆敵組織「ミスト」幹部
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マヤ(元日本支部リーダー)
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悠真の友人として潜伏していたミストの日本支部リーダー。悠真の優しさを利用し、メイド隊との間に「信頼の亀裂」を入れることに成功。巨大魔人討伐後に裏切りを露わにし、永遠の若さへの狂信的な執着からジーナと内戦を起こす。レディ・クロウ(ミオ)の姉であり、妹の犠牲によって野心と後悔に打ちのめされ投降した。
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レディ・クロウ(ミオ)
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ミストの幹部で、怪盗/刺客。幻術などのオカルト能力を駆使する純粋な暗殺者。マヤを深く信頼し、強い忠誠心を持つ。最終決戦でジーナの攻撃からマヤを庇い、彼女を「お姉ちゃん」と呼び、壮絶な死を遂げた。その犠牲は、マヤの狂気に終止符を打った。
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ゾルゲ
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ミストの格闘家/部隊指揮官。重力操作ナックルを装備した巨漢。悠真の支配力覚醒を促すための刺客として登場。悠真の「優しさ」とメイドの「愛の独占欲」を「毒」と呼び、支配力の暴走を招くと狂信的に信じている。最終的にM.A.に拘束され、技術開発部門に幽閉された。
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ドクター・ヴァイス
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ミストの技術者で、超音波ライフルによる長距離精密狙撃を得意とする。ルナの情報分析能力への対抗意識が強い。巨大魔人討伐に漁夫の利を狙ったが、クロエとイヴの電子戦連携に敗北し投降。M.A.で技術開発部門に幽閉され、特殊技術を提供させられる。
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ジーナ
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ミストのアジア本部から派遣された、仏頂面の戦闘狂。最強の魔力吸収結界と最終兵器「竜人」を投入し、メイド隊を絶望的な劣勢に追い込む。悠真のフェロモンに強く反応するが、他のメイドを排除すべき「護衛の邪魔」として敵視する。最終的に悠真の「愛の支配力」に敗北し、拘束された。
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シェン
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ミストのアジア本部から派遣された小悪魔ハッカー。悠真を「お兄ちゃん」と呼び、クロエへの優越性と、マヤの排除を目的とした二重スパイとして潜入。最終的にクロエに敗れ拘束されるが、監視カメラ越しに悠真に愛を告白するなど、その行動原理は任務と愛の板挟みだった。




