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魔王アカンサスとの出会い(8話)

☆破滅しかない乙女ゲームのモブの令嬢に転生してしまった件☆


(乙女ゲーム転生物)


(カエデもアヤメもアケビも8歳の子供です)


☆百合注意☆


~8話~


私は、車との交通事故で死んで破滅フラグしかない乙女ゲームのハニーハートラブストーリーのモブの令嬢のアヤメ・エバンズに転生しました。


この乙女ゲームの世界で初めてカエデちゃんって言う友達ができて私の婚約者にもなってくれました。


そして新しいお友達に男の子のアケビ君とも友達になりました。


この破滅しかない乙女ゲームのハニーハートラブストーリーの世界も悪くないかもって思いました。



「今日もこの街は、賑やかですね……」



私は、街の中を見渡しながら歩きました。


ふとカエデちゃんを虐めていた男性達が犬を虐めているのに気がつきました。



「ちょっと、また、あなた達ですか!?


動物を虐めて恥ずかしくないのですか!?」



私は、男性達から庇うように犬を抱き上げました。



「いきなりなんなのだよ。


ってお前は、いや、あなた様は!?


で、でもこれは、魔物ですよ。


魔物を駆除しないわけにいきません」



男性は、私に気がつくと冷や汗をだらだらと流しました。



「魔物かどうかでありません。


こんな可愛らしい動物を虐めるだなんで許せる事でありません。


それともお兄さん達は、犬を虐めるのと同じくらいかもっと惨いことをされても構わないのですよね」



私は、どす黒いオーラを纏いニッコリと笑い男性達の異論を認めないことを知らせました。



「ひっ!?


す、すいませんでした!?」



男性達は、私の態度を見て慌てて冷や汗をだらだらと流して逃げて行きました。



「さてと、ワンちゃん、大丈夫ですか?」



私は、去っていった男性達を見送ると犬に近づいて犬の体調を心配しました。



「うーーー!?」



犬は、男性達に虐められていた為に警戒したようにうねり声を出しました。



「可哀想に怖い思いをしたのですね。


大丈夫ですよ、もうワンちゃんを虐める人は、いませんよ」



私は、優しく微笑んで両手を犬に向けて抱き抱えようとしました。


でも犬は、私の手に噛みつきました。



「痛っ!?


大丈夫ですよ。


怖かったですよね。


ワンちゃんが傷つけられたぶん私を傷つけて構いませんよ。


だから安心をしてください。


私は、ワンちゃんの味方ですからね」



私は、犬に噛まれる痛みを我慢して犬を優しく撫でて優しく微笑んで犬を落ち着かせようとしました。


犬は、しばらく私の手を噛むとゆっくりと私を見上げて私の手を噛むのを止めて犬が噛んだ傷を舐めて治療してくれようとしました。



「ありがとうございます、ワンちゃん。


やっぱりワンちゃんは、可愛らしいですね」



私は、犬が私を許してくれたのが嬉しくてニッコリと笑いました。


そして犬が可愛らしくて犬を抱き締めて犬を撫でて嬉しそうに微笑みました。



「コデマリ、何処ですか?


出てきて来てください」



フードを被った男の子が何かを探して周りを見渡していました。



「コデマリってこの子ですか?


飼い主ならばこんな街中で1人にしたら駄目ですよ」



私は、犬を抱き抱えたままフードを被った男の子に近づいて犬を見せました。



「コデマリっ!?


良かったです、探したのですよ。


何処も怪我をしていませんか?


コデマリを保護してくれてありがとうございました」



フードを被った男の子は、私の抱えている(コデマリ)を見て安心したように微笑みました。


そして頭を下げてコデマリを助けた事の感謝を表しました。



「いえ、たまたまコデマリちゃんを見つける事ができただけです。


それにこんな可愛らしいコデマリちゃんと遊べたのは嬉しかったです。


ですからこちらが感謝してもしきれません、ありがとうございます」



私は、コデマリちゃんに甘える事ができたのが嬉しくてニッコリと笑いました。



「……くすくすくす、あなたは、面白い方ですね。


あっ、自己紹介が遅れました。


僕の名前は、アカンサス・デイビーズと言います。


宜しかったらあなたの名前を教えてもらえませんか?」



アカンサスは、口元を押さえてクスクスって笑いました。


そして自分の胸に右手で触り優しく微笑んで自己紹介をしました。



「アカンサス君ですね。


良い名前ですね。


私の名前は、アヤメ・エバンズって申します。


よろしくお願いいたします、アカンサス君」



私は、優雅にスカートの端を軽く掴んで軽く頭を下げて自己紹介をしました。


そしてアカンサス・デイビーズって名前を聞いて何処かで聞いた事がある名前な気がして少しだけ首を傾げました。




「っ!?


こ、こちらこそよろしくお願いしますね、アヤメさん」



アカンサス君は、私の仕草を見て恥ずかしそうにほんのり顔を赤らめてやんわりと微笑みました。



「ところで動物が好きなのですか?」



アカンサス君は、少しだけ首を傾げて動物が好きなのか質問をしました。



「はい、蛇も猫も犬も虎も動物だったら何でも好きですよ」



私は、両手を大きく広げてニッコリと笑い動物が好きな事を知らせました。



「そうですか……


それならば他の動物にも会わせてあげます。


着いてきてください」



アカンサス君は、私の動物が好きだって言葉を聞いて少しだけ考え込んで他の動物に会わせてあげるから着いてきてほしい事をお願いしました。



「他の動物にも会わせてくれるのですか!?


ありがとうございます!


それでは、案内をよろしくお願いいたします」



私は、他の動物と会わせてくれるって言葉を聞いて嬉しそうに目をキラキラと輝かせて頭を下げて他の動物に会わせてほしい事をお願いしました。


私は、アカンサス君に案内されて街外れの森の近くに来ました。



「皆さん、出てきてくれて構いませんよ」



アカンサス君は、森の奥に呼び掛けました。


すると森の奥から大きな蛇や蜘蛛や虎や猫が出てきました。



「うわーー!?


動物や虫が沢山出てきました!?


ここは、天国ですか!?」



私は、沢山の動物と虫達の前にして目をキラキラ輝かせました。



「皆さん、アヤメさんは、良い人ですから危害を加えたら駄目ですよ。


アヤメさんと遊んであげてください」



アカンサス君は、動物と虫達に私と遊ぶのをお願いしました。


動物と虫達は、私に近づいて来ました。



「おーーよしよしよし」



私に集まってきた動物と虫達を抱き締めたり撫でて甘えました。



「本当に動物や虫が好きなのですね……」



アカンサス君は、私が動物と虫達に甘えたのを見て優しく微笑みました。


突然突風が巻き起こるとアカンサス君の被っていたフードがとれると頭に魔族の角がありました。



「あっ!?


そ、その、こ、これは!?」



アカンサス君は、私にアカンサス君の角を見られて慌てていました。



「わーー、綺麗な角ですね……


触って見ても良いですか……?」



私は、アカンサス君の角が綺麗で目をキラキラ輝かせてうっとりと見つめました。



「えっ……?


僕が怖くないのですか……?」



アカンサス君は、私の行動を見て戸惑いながら私を見つめました。



「えっ……?


何で私がアカンサス君を怖がらないといけないのですか?」



私は、アカンサス君の言っている意味が解らずにキョトンと首を傾げました。



「だ、だって僕が魔族だから……」



アカンサス君は、不安そうにおどおどとしながら私を見つめました。



「アカンサス君が魔族だからどうしたのですか?


もしかして私を殺して食べることですか?」



私は、キョトンと首を傾げてアカンサス君が魔族だからって何か問題があるのか質問しました。



「そ、そんな事をしません!?」



アカンサス君は、慌てて両手を振り私に危害を加えないことを知らせました。



「それならば問題がありません。


アカンサス君が魔族でも何であっても関係ありません。


私にとってアカンサス君は、大切な友達に変わりありませんよ」



私は、アカンサス君を安心させるように優しく微笑みました。



「っ!?


そんな事を言われたのは、始めてです……」



アカンサス君は、私の気持ちが嬉しくて涙を流しました。



「アカンサス君は、自分が魔族の事で辛い思いをしたのですね……


大丈夫ですよ、私は、アカンサス君が魔族でもアカンサス君の味方な事には、変わりませんよ……」



私は、アカンサス君を抱き締めて優しく背中を撫でました。



「うぅ……うわーーん、うわーーん……」



アカンサス君は、私の気持ちに安心をして涙をだらだらと流しました。


アカンサス君は、しばらくすると涙を流して涙が止まると私を離しました。



「お見苦しいところをお見せしました……」



アカンサス君は、泣いたのが恥ずかしくて照れ笑いを浮かべました。



「いえ、アカンサス君の役に立って良かったです。


これぐらいで良かったらいくらでもしますよ。


今だったら特別に何でもしてあげますよ。


私にしてほしい事が合ったら教えてくださいね」



私は、アカンサス君の態度が可愛らしく思い少しだけクスって笑いました。



「そ、その……本当に何でもお願いを聞いてくれるのですか……?」



アカンサス君は、控え目に私を見つめておどおどとしました。



「はい、何でも言うことを聞きますよ」



私は、ニッコリと笑いアカンサス君のお願いを聞く事を約束しました。



「そ、それでは、僕と婚約してください。


よろしくお願いいたします」



アカンサス君は、頭を深々と下げて私と婚約してほしい事をお願いしました。



「私と婚約ですか……?


でも私には、婚約者が2人もいるのですよ。


それでも良いのですか?」



私は、アケビ君とカエデちゃんとも婚約しているのを思い出して婚約者がいるのに婚約をしても構わないのか質問しました。



「はい、構いません。


アヤメさんの優しさを知ったらもうアヤメさん無しでは、生きて行けません。


だからどうか僕と婚約をしてください。


よろしくお願いいたします」



アカンサス君は、もう一度頭を下げて私と婚約してほしい事をお願いしました。



「……解りました、それでは、アカンサス君と婚約をさせてください。


よろしくお願いいたします、アカンサス君」



私は、頭を下げてアカンサス君と婚約させてほしい事がお願いしました。



「は、はい、よろしくお願いします、アヤメさん」



アカンサス君も頭を下げて私との婚約をお願いしました。


こうしてアカンサス君も私の婚約者になりました。


何故か婚約者がどんどん増えて行くのか不思議でした。


そして幸せ過ぎて何かありそうで怖くなりました。




このアカンサス・デイビーズが実は、魔族の魔王だったりします。


ゴールドウルフのコデマリがこの国の人間に殺されてアカンサスがこの国に憎しみを持ってこの国を滅ぼす破滅フラグが発生するはずでした。


でもアヤメがゴールドウルフのコデマリを助けた為にコデマリが死ななくてアヤメは、この国が魔族に滅ぼされる破滅フラグが回避した事に気づいていなかったりします。




ーTo Be Continuedー




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