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カエデちゃんとの出会い(3話)

☆破滅しかない乙女ゲームのモブに転生してしまった件☆


(乙女ゲーム転生物)


☆百合注意☆


~3話~


前世は、女子高生として現代の日本で暮らしていました。


でも車に吹き飛ばされて死にました。


そして気がついたら乙女ゲームのハニーハートラブストーリーの名前のないモブの令嬢のアヤメ・エバンズに転生していました。


この乙女ゲームのハニーハートラブストーリーは、国が滅亡しかないエンディングプラス心中かドレイエンディングしかないはっきり言って何処に萌え要素があるの、制作者馬鹿なのって思うぐらい最悪のゲームでした。


しかもネットの評価が炎上するほど最悪の物でした。


私は、この破滅しかない乙女ゲームの世界を必ず生き残るって心に決意しました。


私は、まず何ができるか情報集める為に街に出掛けました。



「へーー、この街にこんな薄暗いところがあるのですね。


裏道って薄暗くてお化け屋敷みたいでわくわくするんですよね」



私は、お化け屋敷みたいな薄暗い裏通りを見つけて何かが起きそうで胸がドキドキしながら裏通りを歩きました。


しばらく裏通りを歩くと幼女が数人の男性に囲まれていました。



「ちょっと、あなた達、何をしているのですか!?」



私は、幼女と男性達の間に立って幼女を護ろうとしました。



「はーー?


なんだ、お前?


ってお前も可愛らしでないかよ。


お前も一緒に遊ぼうぜ」



男性は、ニヤニヤしながら私を掴もうとしました。


私は、男性の手を掴んで護身術で習った合気道を使い男性を投げ飛ばしました。



「うわっ!?


いたたた……何をするだよ!?


お前達もこいつと遊んでやれ!」



男性は、他の男性達に俺を襲うのを命令しました。



「うわっ!?」



「ぐあっ!?」



「きゃっ!?」



「わっ!?」



「げっ!?」



私は、襲い掛かってきた男性達を相手の力を使い合気道で投げ飛ばしました。


投げ飛ばされた男性達は、苦しそうにその場に倒れたままでした。



「嘗めるな、ガキ!?」



男性は、短剣を出しました。



「剣!?


だ、駄目です!?


私は、良いですから逃げてください!?」



幼女は、男性が剣を出したのを見て慌てて私に逃げるのをお願いしました。



「……丸腰の女の子に武器を向けるのでしたら覚悟は、出来ていますよね?」



私は、剣を向けた男性を睨みました。



「強がりは、よせよ。


さっさと死んでおけ!!」



男性は、私に剣を構えて襲い掛かってきました。


私は、護身術の合気道を使い男性の持っている短剣の手を捻り上げました。



「いたたたっ!?


きさま、離しやがれ!?」



男性は、手を捻り上げられて涙目になりました。



「離しやがれ……?


言葉がなっていませんね。


人に物事を頼む言い方がありますよね。


あと手が1つと足も2つありますから1つづつ折っていったら素直になれますか?」



私は、どす黒いオーラを出してニコニコ笑顔で男性の捻る手の力を込みました。



「痛いっ!?痛い!?


わ、解った、いや、解りました、俺が悪かったです。


だから離してください!?」



男性は、俺に手を捻られて涙を流して私に謝りました。



「解れば良いのですよ」



私は、男性の手を離して満足そうに微笑みました。



「本当にすいませんでしたね!!」



男性は、隠していたナイフを出すと私に向かってナイフを刺そうとしました。


私は、やっぱりと思い合気道で男性を投げ飛ばして地面に叩き付けました。



「うわっ!?」



男性は、地面に叩き付けられて悲鳴を出しました。


私は、男性の落としたナイフを拾い上げました。



「……うん、やっぱり死んでください」



私は、ゾッとするほどにこやかに微笑んで倒れている男性の上に乗っかりました。



「ま、待ってください、これは、違います!?


ぎゃーーーー!?」



男性は、私の持っているナイフを見て冷や汗をだらだらと流して涙目になりました。


そして私は、男性の顔に目掛けてナイフを振り下ろしました。


私は、男性の顔の直ぐ横の地面にナイフを差しました。


男性は、泡を吹いて気を失いました。



「さてと、お兄さん達、このお兄さんを連れて行ってくださいね。


そうそう、次は、ないって伝えておいてくださいね」



私は、にこやかに魔王のような笑みを浮かべてどす黒いオーラを纏いました。



「ひっ!?


わ、解りました、伝えておきます!?


失礼しました!?」



男性達は、私の魔王の笑みを見て冷や汗をだらだらと流しました。


そして頭を下げて倒れている男性を抱えて去って行きました。



「さてと、あなた、大丈夫ですか?」



私は、襲われていた幼女に優しく微笑んで体調を心配しました。



「は、はい、大丈夫です。


あ、あの、助けていただいてありがとうございました」



幼女は、私の笑みを見て安心をしたように微笑み頭を下げて私が助けた事の感謝を表しました。



「うんん、気にしなくて良いですよ。


あんな奴ら滅んでしまえって思います。


ただの害虫駆除ですから気にしなくてくださいね」



私は、にこやかに魔王の笑みを浮かべました。


合気道の師匠にやるならば徹底的にやれって言われていました。


それに女の子に危害を加える奴等は、許せませんでした。


でも殺すのは、さすがにできませんでした。


でも害虫駆除は、これからもしていこうと思いました。



「が、害虫駆除……?


そ、そうですか……


あ、あの、私の名前は、カエデ・デイヴィスって申します。


そ、それで、その……宜しかったらあなた様の名前を教えてください」



カエデちゃんは、私の言葉を聞いて困ったように苦笑いを浮かべました。


そして自分の胸を触り軽くお辞儀をして自己紹介をしました



「ふっ、名乗るほどの者でありません」



私は、後ろを向いて髪をかきあげて格好をつけました。



「え、えっと、あの……」



カエデちゃんは、私の態度を見て戸惑いながら私を見つめました。



「ご、ごめんなさい、嘘です。


私の名前は、アヤメ・エバンズと言います」



私は、私の言動を滑ったって思い慌てて頭を下げて謝りました。


そして自己紹介をしました。



「アヤメ様……


素敵な名前です……


そ、その……後日、助けてくれたお礼をさせてください」



カエデちゃんは、恋する乙女のようにほんのり顔を赤らめて私を見つめました。



「お礼は、良いですよ。


自分がしたいだけですからね。


でも気持ちだけは、受け取らせてもらいますね」



私は、ニッコリと笑い感謝の気持ちを受けさせてもらう事を知らせました。


私は、この出会いが1つの破滅フラグを折っているのに気がついていませんでした。



ーTo Be Continuedー

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