アケビ君とアカンサス君の為に命をかけます(11話)
☆破滅しかない乙女ゲームのモブの令嬢に転生してしまった件☆
(乙女ゲーム転生物)
(カエデもアヤメもアケビもアカンサスも8歳の子供です)
☆百合注意☆
~11話~
私は、交通事故で死んで乙女ゲームのハニーハートラブストーリーのモブの令嬢のアヤメ・エバンズに転生しました。
そしてこの世界でカエデちゃんとアカンサス君とアケビ君と出会ってこの3人と婚約をしました。
モブの令嬢の私が素敵な方達と婚約できてこんなにも幸せで良いのか不安になりました。
そして街でカエデちゃんとアケビ君とアカンサス君の3人と出会い遊びました。
カエデちゃんもアケビ君もアカンサス君も3人で仲良くなってくれそうで良かったです。
「他の奴とか興味がなかったがカエデもアカンサスもそしてアヤメも良い奴だよな。
こんなにも楽しかったのは、久しぶりだぞ」
アケビ君は、楽しそうに二って笑いました。
「僕もアケビ君とカエデさんとアヤメさんと遊ぶのは、楽しかったですよ。
僕と遊んでくれてありがとうございました」
アカンサス君もアケビ君達と遊んだのが楽しかったみたいで優しく微笑みました。
「私もアケビ君とアカンサス君とアヤメ様と遊べて楽しかったです……
そ、その……こんなに楽しく遊べたのは、始めてです……
ありがとうございます……」
カエデちゃんは、恥ずかしそうに顔を赤らめて照れ笑いを浮かべて遊べて楽しかった事を知らせました。
「えへへーー、カエデちゃんもアケビ君もアカンサス君も仲良しになれて嬉しいかったです」
私は、カエデちゃん達が仲良くしてくれたのが嬉しくてニコニコ笑顔になりました。
「で、でもアヤメ様を1番好きなのは、私ですよ」
カエデちゃんは、両手を前で握り締めて私が1番好きなことを表しました。
「ぼ、僕の方がアヤメさんの事が1番好きです」
アカンサス君も両手を前で握り締めて私が1番好きなことを知らせました。
「お、俺の方がアヤメの事を好きだぞ」
アケビ君も両手を前で握り締めて私が1番好きなことを表しました。
「本当にカエデちゃんとアケビ君とアカンサス君は、仲が良いですよね」
私は、カエデちゃんとアケビ君とアカンサス君のやり取りを見てニコニコ笑顔でカエデちゃん達を見つめました。
「アケビ様、探しましたよ。
って魔族!?
アケビ様に近づくな!?」
騎士らしき男性がアケビ君に気がついて嬉しそうに近づいてでもアカンサス君の魔族の角を見て慌ててアカンサス君に斬りかかりました。
「無礼者、魔王様に危害を加えようだなんで恥を知りなさい!」
アカンサス君の影から他の魔族の男性が現れると黒色の剣で騎士の剣を受け止めて騎士に斬りかかりました。
魔族の男性と騎士の男性の命を狙う勢いで戦いました。
「や、止めろ、ルピナス!?」
アケビ君は、慌てて騎士のルピナスの名前を叫んでルピナスを止めようとしました。
「や、止めてください、ベロニカ!?」
アカンサス君は、魔族のベロニカを名前を叫んでベロニカを止めようとしました。
アカンサス君とアケビ君がいくら叫んでもベロニカもルピナスも戦いを止めませんでした。
「はーー……はーー……これでとどめです!
ファイヤースラッシュ!」
ルピナスは、剣に炎を纏わせてベロニカに斬りかかった。
「はーー……はーー……これで終わりです!
ダークスラッシュ!」
ベロニカは、剣に黒色の炎を纏わせてルピナスに斬りかかりました。
「駄目だ!?」
アケビ君は、涙目で叫び声をあげました。
「駄目です!?」
アカンサス君も涙目で叫び声を出しました。
このままでは、ベロニカさんとルピナスさんのどちら死ぬって思いました。
ベロニカさんかルピナスさんが死ぬとアケビ君とアカンサス君が悲しむと思いベロニカさんとルピナスさんの間に割り込み合気道でベロニカさんとルピナスさんの剣を叩き落としてベロニカさんとルピナスさんの頬っぺたを叩きました。
「いい加減にしてください!
ルピナスさんとベロニカさんが戦ってアケビ君とアカンサス君が悲しんでいるのに気づいていないのですか!
アケビ君とアカンサス君の事を本当に大切に思うのでしたらアケビ君とアカンサス君を悲しませる事をしないでください!」
私は、真剣な表情で涙目でルピナスさんとベロニカさんを睨みました。
「っ!?」
ルピナスさんは、私の言葉を聞いて言葉を詰まらせました
「っ!?」
ベロニカさんも私の言葉を聞いて言葉を詰まらせました。
「どうしても憎しみが押さえられないのでしたら私に憎しみをぶつけてその剣で私を殺してください。
私は、アカンサス君とアケビ君と婚約をしています。
アカンサス君とアケビ君は、私の家族みたいな存在です。
家族の憎しみは、私が受けます。
その変わりにこれ以上憎しむのを止めてください」
私は、ベロニカさんとルピナスさんに剣を握り締めさせて剣を私の体に触らせました。
「はーー……負けました……
これ以上戦うのを止めます」
ベロニカさんは、私の態度を見てため息を吐いて苦笑いを浮かべて剣を鞘に直しました。
「ふーー……まったく困ったお嬢さんですね……
これ以上戦うのを止めておきます……」
ルピナスさんは、私の態度を見てため息を吐いて苦笑いを浮かべて剣を鞘に直しました。
「それでお嬢さんの名前を知らせてくれませんか?」
ルピナスさんは、私をじっと見つめて私の名前を質問しました。
「私の名前は、アヤメ・エバンズです」
私は、胸に右手を当てて自己紹介をしました。
「アヤメ……そうですか、あなたがアケビ様と婚約をしたアヤメさんですか……
アケビ様が変わられた理由が解りました……
今回は、身を引き下がります。
これからもアケビ様の事をよろしくお願いいたします、アヤメさん」
ルピナスさんは、頭を下げてアケビ君の事をお願いしました。
「はい、アケビ君の事を任せてください」
私は、ニッコリと笑い自分の胸に右手を当ててアケビ君の事を任せてほしい事を知らせました。
「……あなたがアヤメさんですか……
人間にあなたような人がいるだなんて思っていませんでした……
魔王様が人間を信じたくなる気持ちが解ります……
これからも魔王様……アカンサス様の事をよろしくお願いいたします」
ベロニカさんは、頭を下げてアカンサス君の事をお願いしました。
「はい、アカンサス君の事を任せてください」
私は、自分の胸に右手を当ててニッコリと笑いアカンサス君の事を任せてほしい事を知らせました。
「アケビ様、それでは、俺は、先に戻らせてもらいます。
気をつけて帰って来てください」
ルピナスさんは、軽く頭を下げて去って行きました。
「魔王様は、俺も先に戻らせてもらいます。
気をつけて帰って来てください」
ベロニカさんは、頭を下げてアカンサス君の影に沈んで去って行きました。
「それで、アヤメ様、何てむちゃをしたのですか!?
アヤメ様に何か合ったら私達が悲しむって解らなかったのですか!?」
カエデちゃんは、私に間近に近づいて怒ったように腰に両手を当ててジトーと私を見つめました。
「そうだぞ!!
俺達は、誰よりもアヤメの事が大切なんだぞ!
だから無理をするな!
アヤメに何か合ったらどうするつもりだったんだ!!」
アケビ君は、怒ったように私に間近に近づいて私を睨みました。
「そうですよ!
自分を大切にしてください!
僕達は、アヤメさんが1番大切ですよ!!」
アカンサス君も私に間近に近づいて私を睨みました。
「ご、ごめんなさい、もうむちゃは、しません……」
私は、アカンサス君とアケビ君とカエデちゃんに怒られてあまりの迫力に頭を下げて謝りました。
「本当によろしくお願いしますね、アヤメ様」
カエデちゃんは、心配そうに私を見つめました。
「本当にお願いな、アヤメ」
アケビ君は、心配そうに私を見つめました。
「本当によろしく頼みますね、アヤメさん」
アカンサス君は、心配そうに私を見つめました。
「す、すいません、は、はい、解りました……」
私は、カエデちゃんとアケビ君とアカンサス君に心配かけた事が申し訳なく思い頭を下げて謝りました。
私は、アケビ君やアカンサス君やカエデちゃんに心配をかけないようにもう少しだけ自分を大切にしようと思いました。
ーTo Be Continuedー