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彩る夜に結ぶ  作者: 浅葱 咲愛
二章 七年間
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十四話 こちらの世界3

 

 彩夜ちゃんは楽しそうに秋翔くんと結理くんと話しながら帰っていく。


 「みーちゃん、帰らなくていいの?」


 「もうちょっとここにいる」


 「ふーん」


 なんか宙が冷たい。


 「・・・このお菓子美味しいね」


 「うん。みーちゃんが好きな味だと思って残しといた」


 「ありがとう」


 二人になると一気に会話が少なくなる。


 とても長い時間一緒に居たからだろうか?


 「明日ね、彩夜ちゃんと美味しいスイーツのお店に行こうと思ってるの」


 「俺たちは他のところで暇つぶししてていい?」


 「いいよ。あとね、他にも色々見に行こうと思ってるの」


 「・・・女の買い物は長いからな・・・」


 宙は付き合わされたことがあるからめんどくさそうにする。


 「秋翔くんと結理くんとどっか行ってていいから」


 「もともとそのつもり。けど・・・秋翔くんとすることなんてないな・・結理とはなんか話してればいいけど」


 「でも秋翔くんはこっちについてくるかもね」


 「その方がいいな」


 秋翔くんとお姉ちゃんはどうしようかな・・・


 「・・・私はね、明日・・・心配だなー」


 「・・・結理くると思う?」


 「彩夜ちゃんがいるからくると思うよ」


 「そうだな。・・・外に行けばあの髪は目立ちそう」


 「帽子かぶっとけば大丈夫じゃない?」


 彩夜ちゃんもあの容姿のせいで色々苦労している。それをずっとそばで見てきた。


 「・・・明日は・・・あの公園に行かないとね」


 「でも・・・どうするんだ? 何も知らないのに」


 「私たちが説明するしかないでしょう。・・・知ってからよりいいと思う」


 「どうなっても知らないからな」


 「うん。そんなのわかってるよ」


 全部、わかった上でやっていることだ。


 「あと・・・どれくらいだと思う?」


 「さぁ? 何かがきっかけで先に知ってしまうかもしれないし、本人が先に思い出すかも」


 「時間の話だよ」


 「だから・・わかんないよ。早くて・・・三ヶ月、遅くて一年」


 「遅くての方は・・・それまでにはってことだろ」


 「うん」


 時間には限りがある。二人のためにも・・・半年後くらいには・・


 「今・・・楽しそうだよね」


 「このまま何も気づかないで欲しい」


 「・・そんなこと言ったら・・・だめだよ。決めたじゃん、あの時」


 私だってそう思う。


 「ひどいことしてるのもわかってる。・・・全部ばれた時・・嫌われるかもね」


 「嫌われるだけで済んだらいい方じゃないか?」


 「そうだね」


 もう後には戻れない。


 「もう少しだけ・・・仲良くしてたい」


 「俺もだよ。やっと・・・せっかく友達になれたんだから」


 ばれた後はどうなるだろうか? 何もかも無くなるんだろうか?


 「君だけはいるのかな?」


 「もちろん」


 やっていることはそれを叶わなくすることなのに思ってしまう。


 ずっと彩夜ちゃんと仲良くしていられますように。

読んでいただきありがとうございます

今回は短い間の話でした。みーちゃんと宙の二人の会話です。

そのうち意味はわかると思います。

次話も読んで頂けると嬉しいです

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