表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

24/66

第23章おまけ 蘭ちゃんの手紙

もともと普通に本編の中で書いていたものなんですが、まさかのアップ忘れ。外伝みたいになってしまいました。

 蘭ちゃんの手紙は練習中ずっとポケットに入っていたせいか、若干土色に変色した上くしゃくしゃだった。キャラクター物のシールで封がしてある。


「受け取ってくださり本当にありがとうございます(顔文字)


私すごく口下手で、拓馬さんの前だときっとうまく喋れないので手紙にしてみました。


拓馬さんが甲子園に出場された時、私ずっとテレビに釘付けでした(顔文字)


野球も上手だし、すごくカッコイイ!!憧れてしまって、二試合とも応援してて……


私も聖沢学園に行きたいと思って陸上の練習がんばってたんです(でも後で気づいたんですけど、三学年違うしどうせお会いできなかったんですけど)(アチャー顔文字)


だから私が野球に参加させていただいて、拓馬さんに指導していただけるなんて夢みたいですっ(顔文字)


あの、えーと、もしよかったらでいいので……また野球のこととか教えていただけたらと思うので、私のメアド書いておきましたっ(顔文字)


ご迷惑でなければでいいので、連絡いただけたら嬉しいです(ドキドキ顔文字)長文失礼しましたっ(ハート顔文字)」


 うん。やたら可愛い丸文字だ。たぶん、僕が今まで経験してこなかったタイプの子だな。


 あまりスポーツする女子って感じじゃない。でも何て言うか、ちょっと何とかしてあげたくなる子かも知れない。


「手紙読んだよ。応援してくれてたんだ、ありがとう!また野球のこととか、パワプロのことなら何でもきいてね」と送っておいた。


 三十分後くらいに、小文字と顔文字と絵文字でいっぱいの文章が返ってきた。要点をまとめると、もうパワプロで選手を一人作ったらしい。うん、いや、試合モードでルールを覚えてくれるだけでいいんだよ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ