表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/8

始まり

『ごちそうさまー』『あ、雷疾!これ、ポストに入ってたわよ?』『ん、ありがと、母さん』なんだろ、これ心当たりが全くないな…ヘンなのだったら嫌だし部屋で開けよ。二階の部屋に行きベットにダイブする。『っはぁぁーなんもしてねーけど疲れたぁぁー』となんとなく口からテキトーに吐いてみる。とりあえずゲームの動画でもみるかぁぁーーと、だるだると過ごし、気付けばAM4時。『あ、そういえば、』んー…なんかのエロサイトにでも引っかかったかな?そんなヘマしてない気がするんだけど…と思いながら忘れかけていた茶色い封筒をびりっと破る。『やば、、まいっか』と半ば強引に入っていた薄い箱を取り出す。『なんだぁ?これ…』薄い箱?名刺入れと同じくらいか少し薄いくらいかな。それとカードスリーブか。見たことないマークが描かれてるなぁ。それとカード、が1枚か。カードにはスリーブと同じマークがあって?その裏には?blixt、、なんなんだこれ、なんて書いてあるだろ?調べるか。…ぶりすくと。意味的にはスウェーデン語での稲妻かなるほどなるほど…いや、わかるわけねーだろ!誰だこんなわけ分からんカード送ってくる奴は!送り返すぞ!!って、紙切れ?なになに?【掟。1ツ必ズスリーブニ入レテ使用スルコト。1ツ消サレルナ。1ツ半径1メートル以内ニ置ケ。1ツ48時間以上手放スナ。】って事はとりあえずスリーブに入れて持ち歩けってか。めんどいのもそうだけど、絶対忘れるんだよなぁ俺。1メートルならバックでいいかな?入れとくだけ入れとくか。あぁー俺偉い!こんな、わ!け!わ!か!ら!ん!オキテとやらに従ってる俺!偉い!、、。むなし。もー寝よ。…と寝たのが4時半で俺の普通の起床時間が7時。まぁ、無理ですよねわかってたよ。『あぁーもう!』4時寝なら行けた!あの封筒のせいだぁぁ雷?なんだよ俺が雷神にでもなれるのか?最強のを学校に落とすわ!!ったくもぉ!と理不尽すぎるイラつきを封筒にぶつけながらクソ急いだ。ギリ間に合いそうだったからね!そのせいで普段ならきちんと気をつけているはずの見通しの悪い十字路を勢いよく飛び出した。と、そこに運悪く。キキキィィーーー!!!と赤信号を無視した車が突っ込んできた。『うっ、、』と避けなきゃ、と思いつつも目だけがよく動き、自分の体の動きも周りのハッとしてあぶない!!と叫ぼうとしているだろう口の動きも運転手のハゲで若いのが口をへの字にしているのも。そしてすぐに走馬灯が見えた、学校もクソみたいなことばっかだったなぁ。これで死ぬなら彩凛に好きって言っとけばよかった。アニメももっと見とけば、、ふと昨日見た学園アニメの運動ガチ勢がやってのけたバカみたいな背面跳びが浮かんだ。あの背面跳び、俺にもできればなぁ。。と車の目の前であとは跳ねられるだけの人生だったはずが車の屋根を背中でバウンドしている俺がいた。『があっ、ぐっ、ぶっっ』車、コンクリート、ガードレールで3バウンドした俺は意識が朦朧とする中で1番最初に近くにいた人間に『お前もか』と言われ俺の記憶はそこで途切れ、病院のベッドの天井から、リスタートするのだった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ