第14話【バイト】
〈海暦5130年 レンス村〉
【原田涼介視点】
...とりあえず服着よう。
さて...どうしたものか。
最悪、追放されちゃうのかな?
でも、村長に何か目的があるなら、俺を下手に追い出したりしないだろう。
そう信じたい。
アルフェールが来たということは、朝食が出来たのだろう。
とりあえず行ってみるか...
「おはようございます」
「おお、おはよう」
村長はにこやかな顔であいさつを返してくれた。
言ってないのかな?
まあ、男が部屋で裸でポージングしてましたとか、年頃の子には無理かな。
それでも、消せる記憶ではないのだろうし...
アルフェールめっっっっっちゃ睨んでくるし!
怖いよ!
まあ...村長にバレてないならいっか。
「ごちそうさまでした」
──────
さて、腹ごしらえも済んだことですし、仕事でも探しますか。
仕事といっても、何にも知らない俺に出来ることなんてほとんど無い。
だから、いろんな人を手伝ってお駄賃を貰いながら、この村について学ぶ。
ある程度わかったら、本格的に仕事をする
...といったかんじだ。
なんとも丁度いい。ニートだった俺でも、親の手伝いくらいしたことはあるからな。
では早速、レッツバイト!!
その1時間後、俺は酷く落胆した...
──────
1時間前
さて、早速バイトでも探すかな!!
家から出ると、この村の住人たちが仕事をしている。
畑を耕す人、家畜に餌をあげる人、草むしりをする人...
草むしりくらいなら手伝えるな。
あの人温厚そうだし。
俺は草むしりをしていた30代くらいの女の人に近づいた。
「すいませーん、草むしり手伝わせて貰えますか?」
俺が近づくと、女の人は露骨に嫌な顔をした。
「...いやだ。」
...いやだ??
「えっと...なんででしょう?」
「あんた...アルフェに変なことした奴だろ?」
「...」
「そんな奴にやる仕事なんてないよ。さぁ、帰った帰った。」
なんてことだ。もう伝わってやがる。
いや、他の人なら知らないかも...
「すいません、仕事くれませんか??」
「お前変態だろ??そんなやつに仕事はやらんよ」
「すいません...」
「...無理だ」
「あの......」
「..................」
.
.
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──────
で、今に至る...
アルフェの件が出回る前に信用を集めようと思ってたのに...
情報早すぎだろ!
どうしましょう、仕事貰えないかも。
とてもとても遅れましたorz




