第13話【ナルシストor露出狂】
〈海暦5130年 レンス村〉
【原田涼介視点】
...ん?元に戻った?
俺が居たのはベットの上。そりゃそうだよ、ベットで寝たもん。
小学生の事は夢だったようだ。結構はっきりした夢だったな。
しかし、俺はあの女の子を知らない。
あんなかわいい子忘れるわけないのに、ぜんっぜん思い出せん...。
俺の願望かな。うん、そうだよ。
自分を無理やり納得させる。考えても分かんないし。
「よいしょ...」
ベットから起き上がってみると、まだ身体が重い。
いろいろあったからかな。水かけられたんだし、風邪の可能性もある。
とりま、ごはんの時間になる前に支度を済ませよう。今日からは働くんだし...。
人生初の仕事だな。
めんどくさいという気持ちをごまかすために、顔を洗って気持ちを引き締める。
もう、逃げたくないから。
気持ちもスッキリしてきたし.....
さて、着替えるか。
これってあれだなー、着替えてたら誰かがが入ってきて「キャー!の〇太さんのエッチ!」ってなるやつじゃん。
「そんなのあるわけ...」
服を脱ぎ、自分の身体を見る。
めっちゃ引き締まってる。27歳のブヨブヨとは違う。
試しに力こぶを作ってみたり、ボディービルダーみたいな格好したり...
様になってるとこを見ると、楽しくなる。
あと、どんなポーズがあったっ......
「あ...」
ドアの方を見るといつのまに来たのか、アルフェールが。
俺をドン引いた顔で見ながら、何も喋れずにいた。
「えっと...の〇太さんのエッチ?」
「きも...」
グサッとくる言葉を吐き捨て、走り去って行った...。
良くてナルシスト。最悪...露出狂。
印象の改善は難しいだろう......。
トラウマ確定☆
〈海暦5130年 レンス村〉
【アルフェール視点】
ハァ、ハァ...。
息が切れて苦しい。でも走らなきゃ!
あんなキモい奴の近くに居たくない!!
なんで、裸で鏡見ながらにやにやしてんの!?
絶対変態じゃん!!
おじいちゃんの部屋に飛び込む。
「おじいちゃん!あいつ、今すぐにでも追放しよう!!」
おじいちゃんもとい、村長は驚く事もなく湯飲みを傾けていた。
「朝からうるさいぞ、アルフェ。」
「だって、あいつ本物の変態だよ!私見たもん!」
早口で喋る私を、おじいちゃんは冷ややかな目で見ていた。
「お前が、私の判断に納得していないのはよくわかっている。だが、言ったはずだ。私はあいつを保護する。不審な行動をしない限り。」
だから、充分不審な行動してたって!!
そう言いかけて止めた。
おじいちゃんの目は本物だった。
変える気は全くない。
私が何をいっても変わらないだろう。
それほどまでにあいつに肩入れする意味...
おじいちゃんは何を考えているの?
進まない( *・ω・)ノ




