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第12話【夢】
〈000年 ???〉
【原田涼介視点】
「はじめまして!!」
黒板の前、元気良く挨拶する小柄な女の子。
ここは何処だろう?
女の子がそそくさと隣に来た。
「赤間唯夢です。よろしくね!」
唯夢というらしい。俺に話かけているのだろうか?
「原田涼介です。よろしく。」
挨拶を返す俺。
喋ろうとして喋ったわけではない。だが、俺は喋っていた。
口から次々と出てくる言葉、唯夢は笑顔で頷きながら話を聞いていた。
ふと、振り返った俺。目の前いるのはスーツを着た大人だった。そいつは、持っていた本で俺の頭を軽く叩き、前に戻っていった。
驚いた。
叩かれたことではない。
大人の後ろ、ドアを越えた廊下にはってある鏡。
そこに写ったのは小学生の俺だった。
そんなことはどうでもいいといった様子で、俺と唯夢は笑いあっていた─
しばらく出せないので、ちょっとだけ...




